AIメカテックのIPO評価と初値予想です。
AIメカテックの上場日は7/30(木)で、IPOの申し込みは7/12(月)からスタートします。
AIメカテックの事業概要
AIメカテックは、半導体パッケージ製造装置、有機ELTパネル製造装置及び液晶パネル製造装置等の開発・製造・販売及びアフターサービスを手掛けています。
AIメカテックは2016年に日立製作所からの新設分割で設立された企業で、IJP(インクジェット・プリンティング)事業、半導体関連事業、LCD(液晶ディスプレイ)事業を展開しています。
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IJP(インクジェット・プリンティング)事業におけるAIメカテックのIJP技術は、微小な液滴を対象物に非接触でダイレクトに塗布・印刷する技術です。
インクジェットは、液晶ディスプレイ(LCD)に代わる有機ELTディスプレイ(OLED)や量子ドットディスプレイなど次世代プレミアムディスプレイの製造に用いられるほか、エレクトロニクスや医療など様々な分野での利用が期待されています。
半導体関連事業では、半導体パッケージの実装に用いられる、はんだボールマウンタ装置を製造しています。
半導体パッケージとは、ICチップに電源を供給、衝撃・湿気・ほこり等外部環境から保護、ICチップの放熱等を行うもので、ICチップの能力を最大限に引き出す役割を果たしています。
LCD(液晶ディスプレイ)事業では、プレミアムディスプレイの台頭で今後の新規の投資は期待しにくい状況ですが、LCS(ライフサイクルサポート)活動によるアフターサービス需要の補足に努め、安定的なビジネス展開をしていきます。
AIメカテックは、カラーフィルタ基盤にシール材を塗布する「シール塗布装置」、TFT基板に液晶を滴下する「液晶滴下装置」、そして2つの基盤を真空中で貼り合わせる「真空貼合せ装置」を製造しており、各装置単体、あるいは3つの装置をパッケージとして販売しています。
AIメカテックの装置
AIメカテックの業績推移
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AIメカテックのIPO評価
AIメカニックは東証2部上場の「機械」業種のIPOで、社名から連想されるようなAI関連の業態ではありません。
AIメカテックが製造する各装置は、何れもニッチな分野を対象にしており、それぞれの製造工程において重要な役割を担っているようですが、業績的には主力であるLCD事業が中国での大型投資のピークアウトや次世代プレミアムディスプレイの台頭で苦戦しており、前期は大幅な減収減益となっています。
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AIメカテックIPOの公開規模は想定価格ベースで約75.7億円と大きめで、VC(ベンチャーキャピタル)は2社で168.9万株残ります。
VC残には上場後90日のロックアップが掛かってますが、公開価格の1.5倍以上で初値形成後に解除されます。
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上場日となる7/30(金)は同社の単独上場で日程的には恵まれています。
しかしながら、AIメカテックIPOはこのところ連敗続きとなっているファンドの出口案件であり、公開規模も大きめな地味目のIPOです。
業績も今期は増収増益の見込みですが利益の進捗率はイマイチなため、現時点での個人的評価は「D」とします。
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AIメカテックIPOの取扱い証券
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AIメカテックIPOの初値予想
現時点での初値予想は1,870円とします。
※想定価格=1,920円:仮条件決定前
7/8(木)の仮条件決定後に改めて初値予想をアップします
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