KOKUSAI ELECTRICのIPO評価と初値予想です。
KOKUSAI ELECTRICの上場日は10/25(水)で、IPOの申し込みは10/10(火)からスタートします。
⇒ KOKUSAI ELECTRICの上場承認!基礎情報と初値予想!
KOKUSAI ELECTRICの概要
KOKUSAI ELECTRICは、半導体製造装置の開発・製造・販売・保守サービスおよびそれに付帯関連する事業を手掛けています。
※クリックで拡大します
会社名 | KOKUSAI ELECTRIC |
代表者 | 金井 史幸(67歳) |
所在地 | 東京都千代田区神田鍛冶町3丁目4番地 oak神田鍛冶町5階 |
設立 | 2017年 |
従業員数 | 1,129人(連結2,473人) |
IPO調達資金使途 | - |
KOKUSAI ELECTRICの前身は2017年に米投資ファンドKKRに買収された日立国際電気(日立製作所の子会社で2018年3月東証一部を上場廃止)です。
※クリックで拡大します
KOKUSAI ELECTRICは半導体製造工程における「成膜」プロセスに特化した装置専業メーカーで、バッチ成膜装置、トリートメント(膜質改善)装置は世界トップクラスのシェアを有しています。
※クリックで拡大します
KOKUSAI ELECTRICを取り巻く市場環境
※クリックで拡大します
KOKUSAI ELECTRICの区分別売上と主な相手先
※クリックで拡大します
地域別では、日本13.4%、海外86.6%(米国5.5%、中国33.8%、台湾16.9%、韓国23.0%、その他アジア5.9%、欧州他1.6%)となっているようです。
⇒ KOKUSAI ELECTRICの製品サービス情報(HP)
KOKUSAI ELECTRICの業績推移
※クリックで拡大します
今期の業績予想
※クリックで拡大します
KOKUSAI ELECTRICのIPO評価
KOKUSAI ELECTRICの公開規模は想定価格ベースで約1,279.1億円(国内703.5億円)と超大型で、約45%は海外に販売される予定です。
今回の上場でKKRが保有の約40.1%を(OA含む)放出し、上場後もKKRを筆頭株主として4つのファンドが残る予定で、既存株主には上場後180日のロックアップが掛かっています(価格による解除条項なし)。
KOKUSAI ELECTRICは半導体製造装置の大手ですが再上場&ファンドの出口案件であり、1,000億を超える公開規模は2018年のソフトバンク以来で今年最大です。
KOKUSAI ELECTRICの2023年3月期の業績は売上が横ばいながらも減益となり、2024年3月期は大幅な減収減益を見込んでいるのは気になるところです。
また、半導体関連では先日上場したジェイ・イー・ティも冴えない展開となっており、今の相場ではリスクが高そうなため、現時点での個人的評価は「D」としておきます。
ただ、KOKUSAI ELECTRICは東証プライム市場への上場ということで機関投資家の買いが期待でき、たとえ個人投資家の人気がなくとも先日の西部技研や先月のライズ・インテグラルのように健闘する可能性も考えられます。
KOKUSAI ELECTRICのIPO取り扱い証券
主幹事証券 | 野村證券 SMBC日興証券 三菱UFJMS証券 みずほ証券 ゴールドマン・サックス証券 |
幹事証券 | 大和証券 東海東京証券 auカブコム証券(委託?) DMM株(委託?) |
↓IPO取扱い最多級のSMBC日興証券↓
KOKUSAI ELECTRICのIPO初値予想
現時点での初値予想は公開価格近辺とします。
※想定価格= 1,890円:仮条件決定前
10/10(火)の仮条件決定後に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
IPO新規公開株ブログランキング
コメントフォーム