バルコス(BARCOS)のIPO評価と初値予想です。
バルコスの上場日は2/3(月)で、IPOの申し込みは1/17(金)からスタートします。
バルコスの概要
バルコスは、レディス向けのバッグや財布等を店舗やテレビ・ネット等で企画販売(ライフスタイル提案事業)しているほか、ファッションやサッカー関連の情報サイトの運営や映像制作(メディアクリエイティブ事業)、不動産賃貸(ディベロップメント事業)等を展開しています。
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会社名 | バルコス(BARCOS) |
代表者 | 山本 敬(58歳) |
所在地 | 鳥取県倉吉市中江48-1 |
設立 | 1991年 |
従業員数 | 69人(連結109人) |
IPO調達資金使途 | 広告宣伝に必要な通販番組のVTR制作 |
バルコス(BARCOS)は1991年にハンドバッグ・財布のメーカーとして鳥取県で設立され、近年はM&Aで事業を拡大させています。
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祖業で主力のライフスタイル提案事業では、レディースバッグや財布等の服飾雑貨を企画・製造し、山陰地方に展開する9店舗のほか、通販番組やECサイト、新聞・雑誌などのメディアを通じて販売しています。
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ショップ
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メディアクリエイティブ事業では、ファッション関連・サッカー関連のウェブメディアを運営するほか、映像・写真・グラフィックデザイン等を中心とした企画・制作を手掛けており、ディベロップメント事業では、旅館、喫茶店、東京・大阪のオフィスビル、事務所、マンションで賃貸収入を得ています。
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⇒ バルコスのブランド(HP)
バルコスの業績推移
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バルコスのIPO評価
バルコスは2020年にプロ向け市場のTOKYO PRO Marketに上場しており、今回は名古屋証券取引所ネクスト市場への蔵替え上場となります。
バルコスの公開規模は想定価格ベースで約1.75億円と超小型で、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
既存株主は代表取締役社長の山本敬氏と同氏の資産管理会社で99.9%を保有しており、上場後180日のロックアップが掛かっています(価格による解除条項なし)。
また、継続保有期間1年以上(半期ごとの株主名簿に同一番号で3回連続記載)かつ100株以上の株主に対し、3000円相当の株主優待クーポンを進呈する制度を導入している。
年明け最初のIPOはご祝儀相場で買われやすい傾向にあるものの、バルコスは流動性が乏しく不人気の地方市場(名証ネクスト)への上場であり、大手ではないフィリップ証券が初の主幹事を務めます。
地方上場のIPOは昨秋まで足掛け2年で6連敗と苦戦が続いた中、昨年末に上場した日本オーエー研究所は公開規模を1億チョイまで絞ったのが功を奏してか、しっかりの初値(公開価格550円⇒初値600円)から5日連続のストップ高で3倍超となる急騰劇を演じました。
バルコスの公開規模も小粒(想定価格ベースで約1.75億円)で上場時に売り圧力はなく、新年最初のIPOで足元の業績も好調なことから何とかなりそうなイメージですが、現時点での個人的評価は「D」としておきます。
バルコスIPOの取り扱い証券
主幹事証券 | フィリップ証券 |
幹事証券 | 松井証券 SBI証券 マネックス証券 楽天証券 極東証券 東洋証券 Jトラストグローバル証券 DMM株(委託?) |
バルコスのIPO初値予想
現時点での初値予想は公開価格近辺とします。
※想定価格= 1,390円:仮条件決定前
1/16(木)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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