SBI新生銀行のIPO評価と初値予想です。
SBI新生銀行の上場日は12/17(水)で、IPOの申し込みは12/2(火)からスタートします。

⇒ SBI新生銀行IPOの上場承認!IPO基礎情報と初値予想!
SBI新生銀行の概要
SBI新生銀行はSBIグループの連結子会社であり、SBIグループの中核銀行として総合金融サービスを提供しています。
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| 会社名 | SBI新生銀行 |
| 代表者 | 川島 克哉(62歳) |
| 所在地 | 東京都中央区日本橋室町2-4-3 日本橋室町野村ビル |
| 設立 | 1952年 |
| 従業員数 | 2,417人(連結5,854人) |
| IPO調達資金使途 | 運転資金 |
SBI新生銀行の前身は1998年に経営破綻した日本長期信用銀行(長銀)であり、2000年には「新生銀行」として再生して2004年に再上場しており、2021年にはSBIグループの連結子会社となって2023年にTOBで上場廃止となっています。また、2025年7月には公的資金を完済しています。
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SBI新生銀行グループは、預金や融資といった伝統的な金融サービスに加え、個人向け無担保ローンやショッピングクレジット、リースなどノンバンク分野のサービスも幅広く展開しています。
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SBI新生銀行は、2021年のSBIグループ入り後、SBIグループとの連携強化による相乗効果で急速に業績を拡大させています。
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⇒ SBI新生銀行について(HP)
SBI新生銀行の業績推移
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SBI新生銀行IのIPO評価
SBI新生銀行の公開規模は想定価格で約3,676.3億円と超大型であり、グローバルオファーで欧州及び米国を中心とする海外に35%(約1,286.7億円)が販売される予定であるほか、農林中央金庫に50億円を上限とする株式数を親引けで割り当てる予定です。
筆頭株主はSBIホールディングスの100%子会社であるSBI地銀ホ-ルディングスで約60.75%、第2位はSBIホ-ルディングス(8473)で約38.19%となっており、今回の上場で第2位のSBIホールディングスが保有の約43.3%(OA分を除く)を放出し、既存株主には上場後180日のロックアップが掛かっています(価格による解除条項なし)。
SBI新生銀行は東証プライム上場の超大型IPOであり、再々上場の案件で親子上場のIPOでもあります。
⇒ SBI新生銀行のIPOに備えて過去の超大型IPOの結果やその後の株価動向をメンテナンスしました!
近年の業績はSBIグループとの連携で好調に推移しており、今期の予想PERは想定価格で約12倍程で、近年の成長率を考えれば割安な水準に思えます。
しかしながら、今期のEPS予想は過去の赤字の繰越欠損金で法人税が免除されており、大手予想会社では実質的なPERを約18倍と算出しているようで、そうなると一気に印象が変わってきます。
3大メガバンクのPERは11倍~12倍、りそなHDや同じ再生銀行のあおぞら銀行で約14.5倍、ノンバンク系は概ね10倍程度、それ以上の高PERの評価はネットバンクの楽天銀行(約18倍)となります。
SBI新生銀行もSBIグループとの連携でネットバンクの色は増しますが、同行の目指すところは「第4のメガバンク」であり、銀行+ノンバンク+地銀+デジタルバンクの要素を持ち合わせた金融グループであるため、市場がネットバンク並みの評価をするのか注目されます。
とりあえず機関投資家の評価を反映した仮条件を待ちたいところであり、現時点での個人的評価は「D」としておきます。
SBI新生銀行IPOの取り扱い証券
| 主幹事証券 | 野村證券
みずほ証券 ゴールドマン・サックス証券 大和証券 |
| 幹事証券 | 岡三証券
三菱UFJMS証券 極東証券 Jトラストグローバル証券 東洋証券 水戸証券 むさし証券 三菱UFJ eスマート証券(委託?) 岡三オンライン(委託取り扱い決定!) |
↓IPO取扱い最多級のSMBC日興証券↓
SBI新生銀行IPOの初値予想
現時点での初値予想は公開価格近辺としておきます。
※想定価格= 1,440円:仮条件決定前
12/1(月)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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