トライトのIPO評価と初値予想です。
トライトの上場日は7/24(月)で、IPOの申し込みは7/6(木)からスタートします。
トライトの概要
トライトは、医療福祉領域を中心に人材紹介・人材派遣事業を展開している企業です。
会社名 | トライト |
代表者 | 笹井 英孝(55歳) |
所在地 | 大阪府大阪市北区曽根崎2-12-7 清和梅田ビル13階 |
設立 | 2019年 |
従業員数 | 234人(連結7016人) |
IPO調達資金使途 | なし |
トライトは2004年11月に設立されたTS工建が前身で、その後はグループの再編を経て投資ファンドに売却されており、2021年12月に「トライト」に称号変更しています。
沿革
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主力の医療福祉分野では、豊富な医療福祉人材や法人・施設のデータベースを保有しており、キャリアアドバイザー型の人材紹介や、ダイレクト・リクルーティング型の採用支援サービスを展開しています。
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⇒ ダイレクト・リクルーティングを提供している医療福祉業界の求人・情報サイト「TRYワーカー」
トライトでは、全国約1,500人のキャリアアドバイザーが、医療福祉領域で活躍される幅広い専門職を網羅した情報提供を行うことで、地域特性や各施設のニーズに沿った人材サービスを展開しています。
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トライトグループの競争優位性
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トライトではM&Aや事業提携を多数実行しており、2023年からはBRIGHT VIE(ブライト・ヴィー)で介護・医療データ連携プラットフォーム「ケアデータコネクト」や、介護事業者向けバックオフィスシステム「ケアズ・コネクト」を提供しています。
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また、トライトでは建設業界向け人材サービス事業を手掛けており、主にゼネコンや大手工務店を派遣先とした人材派遣サービス(建設業界に特化した求人サイト「施工管理ジョブ」)を提供しています。
⇒ トライトグループの事業内容(HP)
トライトの業績推移
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今期の業績予想
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トライトのIPO評価
トライトの公開規模は想定価格ベースで約745.2億円と大型で、国内6割(447.12億円)・海外4割(298.08億円)で販売される予定です。
既存株主はファンドのLIFE SCIENCE & DIGITAL HEALTHのみで、同ファンドは上場時に保有の46%を放出します。ファンドの残株には上場後180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
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今年の7月末は結構なIPOラッシュで公開規模の大きい売出し案件が目立ち、トライトはその中でも最大となるファンドの出口案件です。
この規模のIPOは機関投資家の積極的な参戦がないと厳しいと思われ、その辺りは読み切れないところでもあり、需給的に重そうです。
業績は今期も二桁の増収増益を見込むなど好調ですが、今期予想PERは想定価格ベースで約37倍となり、配当の予定もありません。
引き続き機関投資家らの動向を反映した仮条件を確認したいところであり、現時点での個人的評価は「D」とします。
トライトIPOの取り扱い証券
主幹事証券 | SMBC日興証券 BofA証券 三菱UFJMS証券 UBS証券 |
幹事証券 | SBI証券 マネックス証券 楽天証券 auカブコム証券(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
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トライトIPOの初値予想
現時点での初値予想は公開価格近辺とします。
※想定価格= 1,620円:仮条件決定前
7/5(水)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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