-上場中止となりました-
(3/9追記)
大方の見方通り、3/9(水)にレパトアジェネシスより新規上場の中止(延期)が発表されました。
IPOの中止は今年6社目となります。
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中止(延期)理由は、「昨今の地政学的リスクの高まりと金利上昇懸念、及び新興株式市場全般の動向などを含めた諸般の事情を総合的に勘案し」とのことです。
追記ここまで
レパトアジェネシスのIPO評価と初値予想です。
レパトアジェネシス(Repertoire Genesis)の上場日は3/18(金)で、IPOの申し込みは3/2(水)からスタートします。
レパトアジェネシスの事業概要
レパトアジェネシスは、免疫多様性解析を基盤とした新規診断法・治療法の開発支援する創薬支援ベンチャーです。
事業系統図
レパトアジェネシスのビジネスモデル
研究開発支援と臨床開発支援の関係性
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⇒ レパトアジェネシスのミッション(同社HP)
⇒ レパトアジェネシスの目論見書
レパトアジェネシスの業績推移
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レパトアジェネシスIPOの評価
レパトアジェネシスの売上構成は、臨床開発支援が約8割:研究開発支援が約2割となっており、主な販売先は全薬工業と富士フイルム和光純薬となっています。
レパトアジェネシスの相手先別販売推移
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レパトアジェネシスの公開規模は想定価格ベースで約31.3億円 ⇒ 約27.5億円(2/28追記訂正)となり、公開株式数の半数未満を上限として、欧州及びアジアを中心とした海外市場(米国及びカナダを除く)にも販売される予定です。
既存株主には上場後180日のロックアップが掛かっており(VC2社は90日)、価格による解除条項はありませんが、上場時点で行使可能なロックアップ対象外者の新株予約権が6.3万株あるようです。
↓抽選後期型の岩井コスモ証券↓
レパトアジェネシスは評価の難しいバイオ関連(業種別分類はサービス業)のIPOであり、IPOに対する初値買い意欲が若干回復したとはいえ、今の地合いと公開規模を考えるとやはり厳しい印象ですね。
現時点での個人的評価は「D」とし、厳しい初値になるとみています。
レパトアジェネシスのIPO取扱い証券
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券 | SMBC日興証券 SBI証券 あかつき証券 いちよし証券 岩井コスモ証券 東海東京証券 丸三証券 楽天証券 DMM株(委託?) |
レパトアジェネシスIPOの初値予想
現時点での初値予想は公募価格近辺とします。
※想定価格=1,640円:仮条件決定前
2/28(月)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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