INFORICHのIPO評価と初値予想です。
INFORICH(インフォリッチ)の上場日は12/20(火)で、IPOの申し込みは12/5(月)からスタートします。
INFORICHの事業概要
INFORICH(インフォリッチ)は、モバイル機器用充電器の貸し出しサービス「ChargeSPOT」を国内外で展開しており、バッテリースタンドを媒体とした広告サービス「サイネージサービス」も手掛けています。
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モバイルバッテリーシェアリングサービスの「ChargeSPOT」は、「どこでも借りられて、どこでも返せる」をコンセプトに、2018年4月からサービスを開始しています。
利用者はアプリを使って自身でバッテリーをスタンドから取り出して借りるだけで、返却は借りた時と違うスタンドでもでき、空きスロットに差し込むことで完了します。
ChargeSPOTの利用方法
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ChargeSPOT利用料金は、最初の30分未満で165円(税込)、6時間未満330円、24時間未満480円、48時間未満660円で、その後は24時間につき330円の追加となっており、料金は利用前にアプリで登録した方法でキャッシュレス決済(クレカ含む各種payに対応)します。
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モバイルバッテリーの最大容量は5000mAhとなっており、ケーブル端子は3種類付属しているため、国内で普及するスマホや多くのモバイル機器に対応します。
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バッテリースタンド設置台数は国内で35,352台(海外:香港3,280台、台湾6,697台、中国本土4,099台、タイ546台)、月間レンタル回数は89.25万回(国内)、月に一回以上利用するアクティブユーザーは47.8万人(国内)となっており、利用者数を急速に伸ばしています(レンタル稼働率は約27.2%)。
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バッテリースタンドの国内主要設置先は、都市部を中心とした駅や娯楽施設、コンビニエンスストア、飲食店などで、各場所においてバッテリースタンドを媒体とした広告サービス「サイネージサービス」を展開しています。
バッテリースタンドの設置先
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INFORICHの業績推移
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2022年12月期の業績予想
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INFORICHのIPO評価
INFORICHの公開規模は想定価格ベースで約2.8億円と小粒でありながら、一部は欧州及びアジアを中心とする海外(米国やカナダを除く)にも販売されるほか、0.3億円分は指定販売先へ割り当てられる予定です。
既存株主には概ねロックアップが掛かっており(上場後180日・90日)、多くのVC・法人・個人が保有する約103.98万株に関しては、公開価格の2倍か11,466円の何れか高い方以上でロックアップが解除されます。
IPOの申し込みは前受金不要です!
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INFORICHは国内におけるモバイルバッテリー貸出しサービスの先駆け&最大手(国内シェア80%)であり、近年売上が急拡大しています。
しかしながら、今期は売上が約3倍にも拡大しそうな中、利益ベースではまだ赤字の見込みとなっています。
この年末は赤字企業のIPOが多くINFORICHも警戒されそうですが、公開枚数が645枚(実質500枚程度か?)しかない極小IPOということで、需給面の優位性は高そうです。
上場日の12/20(火)はmonoAI technology(5240)と同日の上場となりますが、INFORICHは需給面から買い優勢になると思われ、現時点での個人的評価は「C」としておきます。
INFORICHの取扱い証券
主幹事証券 | 大和証券 |
幹事証券 | SBI証券 楽天証券 岡三証券 丸三証券 ちばぎん証券 ひろぎん証券 岡三オンライン(委託取扱い決定!) DMM株(委託?) |
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INFORICHのIPO初値予想
現時点での初値予想は6,000円とします。
※想定価格= 4,400円:仮条件決定前
12/2(金)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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