コーチ・エィ(COACH A)のIPO評価と初値予想です。
コーチ・エィの上場日は12/22(木)で、IPOの申し込みは12/6(火)からスタートします。
コーチ・エィの事業概要
コーチ・エィは、国内外でコーチングによる組織開発事業やコーチング人材育成事業を手掛けており、個人の能力開発でなく、周囲と「どう関わっていくか」という関係性までを扱うコーチングとして、システミックコーチングを提唱しています。
システミックとは全体を不可分な一体と捉えることを意味しており、問題のある部分を見つけて修正するのではなく、全体的に働きかけるのがシステミックなアプローチです。
システミックコーチングの4つの特徴
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コーチ・エィはシステミック・コーチングによる組織開発ビジネスとコーチング人材育成ビジネスの2つのビジネスから構成されており、システミック・コーチングによる組織開発ビジネスを主要事業ドメインとし、上場企業を主な取引先としています。
従来のコーチングが個人能力の開発であるのに対し、システミック・コーチングは組織開発に向けたコーチングであるため、組織内にコミュニケーションの減少や生産性の低下などの課題を潜在的に抱える企業が主なクライアントとなっています。
コーチ・エィは2022年10月末時点で116名のコーチを有しており、その大部分が正社員で、コーチの多くは国際コーチング連盟もしくは一般財団法人生涯学習開発財団の認定資格の保有者です。
コーチ・エィのクライアント企業にはグローバル展開を進めている企業も多く、コーチ・エィは海外現地法人の組織開発プロジェクトも手掛けています。
そのため同社は現地法人を設立し、英語・中国語・タイ語にも対応した正社員のコーチを有して、現地企業にもコーチングを提供しています。
コーチ・エィの業績推移
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コーチ・エィIPOの評価
コーチ・エィの公開規模は想定価格ベースで約13.2億円となり、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
上位株主には上場後180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
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コーチ・エィは国内におけるコーチングビジネスの老舗のようで、現在は国内外でコーチング事業を手掛けています。
2020年12月度はコロナによる需要の減少で赤字となりましたが、その後はオンラインサービスの強化等により業績を回復させており、業績規模も小さくありません。
12/22(木)は3社同時上場と厳しい日程ですが、コーチ・エィはVCの保有がなく上場時に余計な売り圧力がない上に、野村證券が主幹事という事で当選組の握力も強そうです。
コーチ・エィは東証スタンダードへの上場となりますが、今期予想PERは想定価格ベースで一桁台と割安感があることから、現時点での個人的評価は「C」とします。
コーチ・エィIPOの取扱い証券
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券 | みずほ証券 楽天証券 SBI証券 岡三証券 丸三証券 松井証券 LINE証券(委託取扱い決定!) 岡三オンライン(委託取扱い決定!) DMM株(委託?) |
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コーチ・エィIPOの初値予想
現時点での初値予想は2,370円とします。
※想定価格= 1,570円:仮条件決定前
12/2(金)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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