ispaceがIPO(新規上場)が承認されました。
ispace(アイスペース)の上場日は4/12(水)で、上場市場は東証グロースとなります。
主幹事はSMBC日興証券で、IPOの申し込み期間(BB期間)は3/28(火)~3/31(金)となってます。
本日は同じ4/12(水)に上場するトライアルホールディングス(5882)のIPOも新規承認されています。
ispaceの各種経営指標
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ispaceのIPO基礎情報
証券コード | 9348 |
社名 | 株式会社ispace |
業種 | サービス業 |
事業内容 | 月への物資輸送サービスをはじめとした月面開発事業 |
上場日 | 4/12(水) |
上場市場 | 東証グロース |
公募株数 | |
売出株数 | 0株 |
OA | 1,242,900株 |
想定発行価格 | 244円 |
仮条件 | 3/27(月)に決定 |
最低必要金額 | 2.44万円(想定価格で計算) |
吸収金額 | 63.3億円(想定価格で計算) |
時価総額 | |
BB期間 | 3/28~3/31 |
公募価格決定日 | 4/3 |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券 | SBI証券 マネックス証券 松井証券 アイザワ証券 あかつき証券 DMM株(委託?) |
↓IPO取扱い最多級のSMBC日興証券↓
ispaceは、月への物資輸送サービスをはじめとした月面開発事業を展開する宇宙開発ベンチャーです。
事業的には、月に輸送する物資である顧客荷物をispaceの月着陸船(ランダー)や月面探査車(ローバー)に搭載して月まで輸送するペイロードサービスを提供するほか、将来的にはペイロードサービスで得たデータを活用したデータサービスを計画しています。
ispaceの公開規模は想定価格ベースで約63.3億円(国内約51.7億円)となり、一部は米国・欧州及びアジアを中心とした海外にも販売されます。
また、VC4社と三井住友信託銀行に対し、計40.05億円を上限として親引けで割り当てられる予定です。⇒2社追加で約49.0億円(想定価格ベース)に変更
まだ詳しく見ていませんが、VC(ベンチャーキャピタル)は多いものの、既存株主には上場後180日のロックアップが掛かっており(制度ロックアップ含む)、価格による解除条項はありません。
筆頭株主は代表取締役CEOの袴田武史氏で総株数の約19.12%を保有しており、第2位はINCJで約9.75%、第3位はVCで約9.55%、第5位に小沼美和氏で約7.82%(新株予約権)、第5位は日本政策銀行で約5.57%となっています。
また、株主にはTBSホールディングス(約2.79%)、清水建設(約1.39%)、電通グループ(約1.39%)、コニカミノルタ(約1.39%)、スズキ(約1.39%)、スパークスグループ(約1.39%)、高砂熱化学(約0.94%)、三井住友海上火災保険(約0.94%)、SMBC日興証券(約0.94%)、KDDI(約0.84%)、日本航空(約0.84%)、凸版印刷(約0.56%)等、そうそうたる大企業が名を連ねています。
ispace(9348)は公募のみで売出しゼロ(OA分のみ)のIPOであり、VCの保有は多いですが、上場時に手放すところはありません。
それどころか、公開規模が約63.3億円(国内約51.7億円)に対し、親引けの割当上限が計40.05億円分⇒ 約49.0億円もあり、一瞬見間違えたかと思いました…。
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既存株主には「宇宙」の名前を拝したファンドもいくつか入っており、IPOの出口案件どころか上場前に安価での出資枠を争った感じでしょうか?知らんけど(笑)
↓IPO投資で必須のSBI証券↓
業績的には毎期赤字が拡大している状況ですが、この銘柄に関しては「業績云々」ではないかもしれませんね。
もし親引けでVC等に上限金額まで割り当てられた場合、国内における実質的な公開規模は想定価格ベースで約11.2億円まで縮小することになり、上場時に余計な売り圧力もありません。
何より「初の宇宙ビジネス専業のIPO」ということで、パッと見では初値はどうあれ色んな意味で期待しかなく(笑)、何かと話題になりそうです。
また、今回の上場スケジュールに合わせて業務上のミッションも設けており、こうした試みも初と思われ、非常に楽しみな案件になりそうです。
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