-上場中止となりました-
(3/9追記)
大方の見方通り、3/9(水)にレパトアジェネシスより新規上場の中止(延期)が発表されました。
IPOの中止は今年6社目となります。
※クリックで拡大します
中止(延期)理由は、「昨今の地政学的リスクの高まりと金利上昇懸念、及び新興株式市場全般の動向などを含めた諸般の事情を総合的に勘案し」とのことです。
追記ここまで
Repertoire Genesis(レパトアジェネシス)の初値予想とIPO参加スタンスです。
レパトアジェネシスは、免疫多様性解析を基盤とした新規診断法・治療法の開発支援する創薬支援ベンチャーです。
予想会社の事前評価は厳しめで、ブックビルディングは3/2(水)から3/8(火)となってます。
レパトアジェネシスIPOの仮条件
750円~1,050円
レパトアジェネシスIPOの仮条件は、想定価格の1,640円を大幅に下回る範囲で設定されました。また、公開株のうち売出し株数(OA分含)を23.6万株(約12.3%)ほど削減しています。
この結果、仮条件の上限価格で計算した今期予想PERは約54.3倍、吸収規模は約17.6億円となります。
⇒ レパトアジェネシスIPOの評価とIPO初値予想
⇒ レパトアジェネシスIPOの上場承認とIPO基礎情報
レパトアジェネシスIPOの参加スタンス
みずほ証券 | 見送り |
SMBC日興証券 | 見送り |
SBI証券 | 参加(ポイント狙い) |
あかつき証券 | 口座なし |
いちよし証券 | 見送り |
岩井コスモ証券 | 見送り |
東海東京証券 | 見送り |
丸三証券 | 見送り |
楽天証券 | 見送り |
DMM株 | 見送り |
ポイント狙いのSBI証券以外は参加を見送る予定です。
↓IPO投資で必須のSBI証券↓
レパトアジェネシスIPOの評価ポイント
レパトアジェネシスIPOの仮条件は、想定価格の1,640円に対して下限-54.3%~上限-36.0%も下振れてきました。
レパトアジェネシスの2022年12月期の業績は、売上高が約29.1%増、営業利益は再び黒転する見込みとなっています。
↓抽選後期型の岩井コスモ証券↓
レパトアジェネシスの公開規模は仮条件の上限価格で約17.6億円となり、公開株式数の半数未満を上限として、欧州及びアジアを中心とした海外市場(米国及びカナダを除く)にも販売される予定です。
既存株主には上場後180日のロックアップが掛かっており(VC2社は90日)、価格による解除条項はありませんが、上場時点で行使可能なロックアップ対象外者の新株予約権が6.3万株あります。
仮条件の大幅な下振れと売出し株数の削減をみると機関投資家の評価が低かったものと推察されますが、設定された仮条件レンジの幅が広いのも気になるところですね。
レパトアジェネシスの公開規模は仮条件の上限でも当初から4割強、下限では約6割のダウンとなりますが、それでも今の相場で成長期待の創薬支援ベンチャーは厳しい印象です。
同社の手掛ける事業の成長性は高いようですが、今の相場では海外からの買い需要も見込みづらく、需要未達でIPOが中止(延期)となっても不思議ではない気がします。
レパトアジェネシスIPOの初値予想
公募価格割れ
レパトアジェネシスは公募価格価格が仮条件の上限価格で決定しないことも視野に、公募価格割れの初値予想とします。
予想会社の現時点での初値目途は、公募価格以下となっているようです。
↓皆さんの初値予想は?↓
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