雪国まいたけIPOは、公募価格の2,200円を100円下回る2,100円の初値を付けました。
コロナ後に再開したIPOは何れも好調な初値でしたが、残念ながら雪国まいたけIPOは久々に公募割れとなっています。
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雪国まいたけIPOの気配推移
この手の大型IPOは、通常朝一では注文受付範囲下限張り付きから徐々に合致点を上げていくパターンが多いのですが、雪国まいたけは場が開く10分前頃までは公募価格を若干上回る合致点で推移し、残り数分で下げてきました。
そのためシンジケートカバーによる買い支え玉も最初はありませんでしたが、直前になって初値合致点が公開価格を大きく割れて来ると、すかさず引受価格近辺の2,093円に150万株の買い玉が入りました。
しかし何故か最初150万株投入されたOA玉は、すぐに20万株に減っていました(OA玉のMAXは2,650,800株)。ちなみに初値形成までOA玉は20万株のままだったと思います。
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まあ、できるだけ自力で初値形成した方が良いですし、今後に備えてOA玉を温存したのだとは思いますが、シンジケートカバーの玉を出す側の「戦略」も垣間見えた瞬間でした(笑)
雪国まいたけIPOの株価推移
13時39分時点の日中5分足チャート
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雪国まいたけは9時6分に2,100円の初値を付け、初値形成時の出来高は1,061,000株(公開株数の約5.3%)でした。
その後は買われて2,080円まで戻す場面もありましたが、9時20分には引受価格を割る場面もあり、前場は2,103円で終えています。
ちなみに、引受価格を割った場面でもOAの買い支え玉が入ったようには見えませんでした。
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今後の株価はどうなる?
前場終了時点での出来高は3,304,500株(公開株数は20,323,500株)しかなく、公募割れでも売り急ぐ層が少ない中で、同じように積極的に買いに向かう人も少ない印象です。
この出来高からして公開価格近辺まで上げてくると逃げたい層の売り玉が降ってくるので、上値は非常に重そうですね。
また、下値もまだOA玉が多く残っているはずなので、大きな見切り売りが出ない限りは玉切れになるまで引き受け価格近辺までの下げに留まりそうです。まあ、何れにしてもこの出来高では厳しいですね…。
今後のIPOへの影響は?
久々の公募割れで今後のIPOも少し心配になりますが、個人的には目先の小型IPOは特に問題ないと見ています。
ただ、同じファンドの出口案件でもある大型IPOの2銘柄に対する警戒感は強まりそうな気がします。。
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