東京メトロがIPO(新規上場)した場合の株価や公開規模、上場時期について、勝手に考察してみました。
東京メトロに関する過去記事
⇒ 東京メトロのIPO(新規上場)は期待度高め!?
⇒ 東京メトロIPOの主幹事と狙い目の証券会社を考察!
東京メトロIPOの主幹事は、国内分が野村證券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券となり、海外分がゴールドマン・サックス、BofA証券に決定しています。⇒ 財務省、メトロ株売却で主幹事5社選定 SMBC日興は外れる
東京メトロの推定株価と公開規模を考察!
東京メトロの株価と公開規模を考える上で、まずは類似企業(JRを除く首都圏の私鉄5社)と業績推移を比べてみました。※直近の各社決算短信から抜粋
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・東京メトロの売上高は2022年3月期で6社中5番目
・2021年3月期はコロナの影響で全社が減収減益で大赤字
・2022年3月期は3社増収・全社増益も、西武と東京メトロは営業赤字
・2023年3月期は非公開の東京メトロを除き増収増益の黒字見込み
次に、類似企業の純資産額やBPS(1株当たりの純資産額)、現在株価や時価総額を比較してみました。※株価は7/15時点
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・東京メトロの純資産額は業界トップの東急に次ぐ規模
・私鉄各社のPBRは約1.2倍~1.9倍(平均約1.52倍)
5月12日に発表された東京メトロの2022年3月決算では、東京メトロの純資産額は約6,183.6億円となっています。
また、東京メトロの総株数は5億8100万株(政府が約53.4%、東京都が46.6%を保有)のため、BPS(1株当たりの純資産額)は1,064.3円となります。
東京メトロは売上や時価総額で共にトップの東急には及びませんが、純資産額は業界2位につけており、業績水準は低めでもPBR1.3倍~1.5倍は見込めると思われます。
であるなら、東京メトロの株価はBPS×1.4倍(1.3倍~1.5倍の中値を採用)=1,490.02円となり、ザックリで約1,500円となる計算です。
そこから25%のIPOディスカウントを期待すると(甘い?)、東京メトロの推定株価は1,125円となります。
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そこから想定仮条件レンジが1,100円~1,200円あたりに設定され、実際の仮条件が1,150円~1,250円となり(若干の上振れ)、公開価格が上限価格の1,250円で決まるような展開が理想でしょうか。。
そうなると、東京メトロの時価総額は7,262.5億円(1,250円×5億8100万株)となり、上場時には総株数の50%が売り出される予定なので、東京メトロの公開規模は約3,631億円となります。
もし東京メトロの公開規模が上記程度となった場合、2004年に上場したJ-POWERに次いで歴代16位となります。⇒ 超大型IPOの初値結果と株価推移
海外への販売比率がどの程度になるかわかりませんが(円安で人気になるかも?)、超大型のIPOとなるのは間違いなさそうですね。
以上、WIN太郎の勝手な計算と妄想です。そもそもこんな単純な要素だけで決まるものではありませんし、今後の相場や業績次第でも大きく変わってきます。
まあ、東京メトロのIPOを待ちきれない「素人の戯言」としてお許しください。
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※思ったよりも長くなったため、東京メトロの上場時期に関しては後日アップします。m(_ _)m
東京メトロのIPOの前に準備出来ること(保有していない証券口座の開設や資金繰りのイメージ等)はしておきましょう。
事前にどれだけ準備できるかで、IPO投資で得られる利益額は変わってきます。
配偶者に口座を開設してもらったり、未成年口座を開設して間口を増やすのも有効です。(未成年口座ならSBI証券・マネックス証券・松井証券・楽天証券がオススメ)
ちなみに、配偶者に協力を仰ぐ場合は配偶者自身の資金で自ら申し込む必要があります。また、未成年口座の場合は子供自身の資金であることは同じですが、申し込みは親が代行する形になります。
※近年我が家では妻だけでなく未成年口座(1口座)でも毎年数個のIPOに当選しています。⇒ 未成年口座の注意点は?
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