NSグループのIPOは、公開価格の1,480円を5.0%下回る1,406円の初値を付けました。
東証プライムのIPOで初値公開価格割れは今年初であり、昨年末のキオクシア以来です。
※当サイトには広告(PR)が含まれます
NSグループ の気配推移
9時直前の合致点は1,406円に入ったシンジケートカバーの買玉に支えられた格好で、9時には178万株(買い玉の5倍以上)の売り越しでスタートしています。
※クリックで拡大します
全部で346.94万株あった買い支えの玉は、8時52分に100万株、8時55分で150万株、9時直前で200万株の投入でした。
8時52分
8時55分
9時直前
DMM株のフル板は、常に売り買いの合致点が確認できるため、IPOの初値がどの辺りで付くのか容易に確認できます。
DMM株は、信用取引口座の開設だけで無料でフル板を利用できるのでオススメです。
また、DMM株は前受金不要でIPO抽選に参加できる上、月額4,000円の株式新聞Webも無料で読むことが出来ます。
NSグループの株価推移
NSグループは9時9分に1,406円の初値を付け、初値形成時の出来高は250.88万株、売買代金は約35.3億円でした。
シンジケートカバー玉で何とか初値は付けたものの、買い手不在でそのまま下落。1,300円を割ったところで一度反発しましたが、上値は多く失速してしまいました。後場も良いところなしでズルズルと下落し、最後は1,274円の安値引けです。
※クリックで拡大します
NSグループの最終的な出来高は、公開株数の26,599,300株に対して5,605,200株(約0.21回転)、売買金額は約75.87億円で、VWAPは約@1,353.59円でした。
東証プライムのIPOにも関わらず、公開価格以上のの買いは僅か5.8憶円ほどしかありませんでした。これではどうしようもないですね。。
業界首位で業績規模があっても機関投資家と思えるような大口の買い玉はほとんどなし。まさかここまで買いが入らないとは…。家賃保証という事業に対する機関投資家の目は非常に厳しかったようです。

売買代金は東証プライム市場で136位、全市場では148位でした。
売買代金上位ランキング
※クリックで拡大します
↓皆さんの結果は?↓









コメントフォーム