PHCホールディングスのIPOは、公募価格の3,120円を130円下回る3,120円の初値となりました。
残念ながら今年6社目となる初値公募割れです(><)
PHCホールディングスIPOの気配推移
9時直前の初値合致点は引受価格の3,120円を大きく下回る水準で、公開価格以上での買い需要は僅か19万株しかなく、9時には300万株を越える売り越しでスタートしました。
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9時前の時点では、シンジケートカバーの支え玉は引受価格の3,120円に約130万株ほど入っていました。
8時59分時点
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DMM株のフル板は、常に売り買いの合致点が確認できるため、IPOの初値がどの辺りで付くのか容易に確認できます。
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PHCホールディングスの株価推移
PHCホールディングスは9時6分に3,120円の初値を付け、初値形成時の出来高は約355.36万株、売買代金は約110.9億円でした。
PHCホールディングスの日中足チャート
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OA玉のお陰で何とか引受価格で初値が付きましたが、その後も売りが止まらずに節目の3,000円を割り込むと、さらに特別売り気配を挟みながら一気に2,700円台まで急落しました。
その後少し戻す場面はありましたが長くは続かず、後場にもジワジワ売り込まれ、14時過ぎには見切り売りも出て最後は当日の安値圏で引けています。
PHCホールディングスの当日の最終的な出来高は、公開株数の25,401,100株に対して10,413,600株、売買金額は約301.6億円で、VWAPは約@2,896.4円でした。
いやー、それにしても酷かったですね…。機関投資家の買いも見参されず、ただただ売り込まれていく恐ろしい展開でした。
今回のIPOは公開株数やプライシングの決定など、そのプロセスも含めて主幹事団の責任は重いと思います。
この辺は「IPOで企業の資金調達額が少ないのでは?」と問題視する公取委や金融庁も、例外とはせずにちゃんと見て欲しいですね。
PHCホールディングスIPOの売却結果
SMBC日興証券で当選していた300株は成行きで注文を出していたので、@3,120円の初値売りとなりました。
SMBC日興証券の売却画面
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ということで今回は、
(@3,120円-3,250円)×300株=-39,000円-8,287円(手数料)=47,287円の損失となりました。
IPOでの損失は悲しいですが、OA玉で救われただけマシだったと思うしかありませんね。
セカンダリーは?
自力での初値形成ならチャンスも?と朝一で一応注文は出しましたが、あまりの買い玉の少なさに注文を取り消しました。。
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↓皆さんの結果は?↓
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タグ :PHCホールディングス 初値結果
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