ソフトバンクがIPO(新規上場)するとの報道がありました!
携帯電話会社のソフトバンクは、既上場のソフトバンクグループ(9984)の子会社です。
ソフトバンク、携帯会社を年内に上場
ソフトバンクグループ(SBG)は傘下の携帯事業会社ソフトバンクを東京証券取引所第1部に上場させる方針を固めた。年内の上場に向け東証などと近く本格的な調整に入る。
資金調達額は2兆円程度で、過去最大規模の新規株式公開(IPO)になる見込みだ。財務体質の悪化を避けつつ、調達した資金を新たな成長分野へ投資する。…
引用元:日本経済新聞(1/15)
↓ヤフーニュースはこちら↓
携帯会社ソフトバンク上場へ=過去最大規模の2兆円調達―財務強化と新規投資に充当
ご存知のようにソフトバンクグループ(9984)は、携帯電話会社のソフトバンク以外に英国の半導体設計大手のアーム社、米携帯大手のスプリント、日本のヤフー(4689)等を傘下に持つ巨大なグループ会社です。
ソフトバンクグループ(9984)の時価総額は約10兆円と日本の5本指に入る規模で、今回はその中のソフトバンクを上場させて、財務体質の強化や新規分野への投資に充てるとのこと。
この報道を受けてソフトバンクグループ(9984)は今朝コメントを出しましたが、明確に否定していないので、おそらく報道通りの展開となりそうです。
一時期は日本でも「親子上場は如何なものか?」という流れでしたが、ライバルのNTTとドコモしかり、国有だった日本郵政グループが堂々と親子上場を果たしているので「お上」も文句は言えませんね。
この報道を受けて本日のソフトバンクグループ(9984)の株価は窓を開けて上昇しています。
ちなみにソフトバンクグループ(9984)はソフトバンクの上場後も約7割の株式を保有し続けるとのこと。
超大型IPOの公開規模
さて、IPO投資家として気になるのは、やはりソフトバンクの公開規模と上場時期ですね。
報道通り公開規模が2兆円となれば過去最大規模のIPOとなります。
過去の超大型IPOの公開規模
公開規模が2兆円となれば2015年の日本郵政3社の合計をも凌ぐ超大型のIPOとなるので、IPO市場どころか株式市場全体に与えるインパクトも大きいでしょうね。
IPOで3割の株式を放出して約2兆円の規模ということは、ソフトバンクの時価総額は約7兆円という計算になります。
ソフトバンクの上場が実現すれば、今年の株式相場で最大のニュースになるかもしれませんね。
ソフトバンクIPOの戦略
2兆円規模なら証券大手5社だけでなく中堅証券やソフトバンクに近いSBI証券も加えた共同主幹事となり、他のネット証券から地場証券まで含めた巨大な幹事団が予想されます。
現段階でソフトバンクのIPOが美味しいかどうかの判断はできませんが、もし「イケる」となれば全力で参戦できる準備だけはしておきましょう。
IPO投資家としてはイケるとなれば大量当選を狙いたいので、出来るだけ多くの証券会社から申し込で株数を確保したいところです。
IPOの正式決定後の口座開設では間に合わない可能性が高いので、事前に準備しておくことが必要です。
もしソフトバンクのIPOが「美味しいIPO」となれば、今年は2015年の実績を抜いて過去最高のIPO利益を計上できる可能性もあるので楽しみですね。
もちろん参加を見送れば例年通りですし、失敗すれば他で得たIPO利益を減らすことにもなりかねないので、IPOの正式決定後は慎重に見極めて判断したいと思います。
IPO新規公開株ブログランキング
コメントフォーム