今年の12月は15銘柄のIPOが登場し、初値ベースでは7勝8敗と負け越しでした。
中止(延期)になったIPOこそありませんでしたが、地合いの悪化で年末での上場を見送った企業も多いと思われます。
今年の12月は15銘柄のIPOが登場し、初値ベースでは7勝8敗と負け越しでした。
中止(延期)になったIPOこそありませんでしたが、地合いの悪化で年末での上場を見送った企業も多いと思われます。
今年の10月は12銘柄のIPOがあり、9月に続いて厳しい展開となりました。
初値が公開価格を下回ったのは5銘柄でしたが、現値が公開価格を下回る銘柄が7銘柄、初値価格を下回っている銘柄は9銘柄あり、上場後の苦戦も目立ちます。
9月以降では14銘柄のIPOが登場しており、初値が公開価格を下回ったのは4銘柄でした(同値スタートが2銘柄)。
ただ、現値が公開価格を下回る銘柄が7銘柄(半分)、初値価格を下回っている銘柄は11銘柄もあり、セカンダリーの苦戦も目立ちます。
7月末のIPOはファンドによる出口案件が多く、それらの初値は軒並み公開価格割れとなりました。
また、期待度の高かったエコナビスタやLaboro.AIのA級IPOに関しても、初値買い意欲の後退で初値が伸び悩む結果となりました。
今年のIPOの前半戦は26銘柄が上場し、初値で公開価格を下回った銘柄は1銘柄しかありませんでした(初値勝率約92.3%)。
また、現値で公開価格を下回っている銘柄も3銘柄(約11.5%)しかないため、全体的には好調だったといえます。
今年は既に18銘柄のIPOが上場しており、今のところ初値で公開価格を下回った銘柄はありません(1社のみ同値スタート)。
また、現値で公開価格を割っている銘柄も2銘柄と全体的には悪くありませんが、初値後のセカンダリーでは苦戦している銘柄も多いです。
昨年末に上場したIPO銘柄の騰落率を調べてみました。
大発会の直近IPOは昨年末の流れのままスタートした印象で、その後は高安マチマチの展開となっています。
IPOの空白期間となる1月は、年末に上場した直近IPOが賑わうケースがよくあります。
これは年内に「益出し・損出し」でポジションを解消した投資家が、年明けに改めて直近IPOに参戦してくる現象です。 » この記事の続きを読む