タカラレーベン不動産投資法人(3492)のリートIPOが本日上場となりました。
初値は公募価格の96,000円を4,000円下回る92,000円で、公募価格比で約4.2%のマイナスです。
これでリートIPOは3連敗となりました。
タカラレーベン不動産投資法人の気配・株価推移
比較的早いタイミングで買い支えの買い玉が入ったようで、8時30分過ぎには公募価格近辺での食い合いとなっていました。
8時32分頃のフル板画面
注目していた買い支え玉の価格は、個人的な予想とは異なり公募価格近辺で入ったようです。
しかし、その後は思った以上に大胆な大口の売り玉もあって、結局は支えきれない展開となりました。
リートIPOはOA(オーバーアロットメント)が5%程度の場合が多いですが、今回は足りなかったようです。
8時59分頃のフル板画面
カブドットコム証券のフル板では、上下50本の板を見ながら売り買い合致点が表示されるので便利です。
そのまま9時を迎えてしまい、公募価格で大幅な売り越しでスタートすると、9時9分に全株一致で92,000円の初値とを付けました。シンジケートカバー分を除いた実需の買い玉額は約12.8億円程度です。
初値形成後は少し上昇する場面も見られましたが、しばらくすると売り込まれて初値水準を割り込み、その後はズルズルと下げていきました。
タカラレーベン不動産投資法人IPOの日中足チャート
※クリックで拡大します
タカラレーベン不動産投資法人IPOの売却結果
WIN太郎は当選分の1株を成り行きで初値売りしました。
SMBC日興証券の売却画面
ということで今回は、
(92,000円-96,000円)×1株=-4,000円-1,890円(手数料)=5,890円の損失となりました。
今回は少し例外的な要素もあったので注目していましたが、結局はチャンスが見いだせずセカンダリーも参戦していません。
当選組も公募割れで残念な結果となってしまいましたが、証券会社は道義的な責任も果たしつつ、結果的に少し儲かった格好でしょうか。
プロレド・パートナーズIPOは好発進!
同じく本日上場した通常IPOのプロレド・パートナーズ(7034)は、大方の見立て以上に好調なスタートを切っています。
プロレド・パートナーズIPOの日中足チャート
※クリックで拡大します
公募価格4,250円 ⇒ 初値7,170円 ⇒ 終値8,670円のストップ高で引けました。
本日はGA technologies(3491)が昨日に続いてストップ高となり、エクスモーション(4394)もストップ高となっています。
⇒ 2018年IPO初値結果はコチラ
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