ステムセル研究所のIPO評価と初値予想です。
ステムセル研究所の上場日は6/25(金)で、IPOの申し込みは6/9(水)からスタートします。
ステムセル研究所の事業概要
ステムセル研究所は、再生医療を目的に「さい帯血」の分離・保管を行う「細胞バンク事業」を展開しています。
同社のさい帯血バンクでは、契約者からの要望を受け、将来の使用に備えて「さい帯血」から細胞の分離作業を行なった上で、超低温で冷凍保管するサービスを提供しています。
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さい帯血は、お母さんと赤ちゃんをつないでいる「へその緒や胎盤の中に含まれている赤ちゃんの血液」で、増殖性に優れ、様々な再生医療や細胞治療で利用されています。
ステムセル研究所のさい帯バンクは、これから生まれてくる子供やその家族のため、脳性麻痺や自閉症などの今まで十分な治療法がなかった疾患に対し、再生医療・細胞治療での利用に役立ていただくことを目的としています。
民間さい帯血バンクは、厚生労働省へ「臍帯血取扱事業届出」の提出が要請されており、現在同届出を行っているバンクは2社のみで、ステムセル研究所では2021年3月23日現在で58,469名の累計保管者数を誇り、細胞バンク事業の新規補完数シェアは99.9%とほぼ独占しています。
同社は今後、さい帯等を含めた他の周産期組織由来細胞への事業拡大を目指すと同時に、アジアを中心とした海外への事業展開を図っていく予定です。
ステムセル研究所の業績推移
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ステムセル研究所のIPO評価
ステムセル研究所は昨年4月のIPOを一度中止しており、今回は改めての上場となります。
2020年3月期の大幅な増収増益から前期はコロナによる活動制限で大幅な減益となりますが、今期はV字回復する見込みとなっているせいか、想定設定は前回の申請時より上昇しています。
・前回IPO申請時との主な違い(金額は想定価格ベースで計算)
時価総額:103.5億円 ⇒ 130.1億円(約25.7%増)
想定価格: 2,020円 ⇒ 2,540円(約25.7%増)
公開規模: 19.3億円 ⇒ 24.3億円(約25.9%増)
公開株数:953,600株 ⇒ 955,400株(約0.19%増)
ステムセル研究所IPOの公開規模は想定価格ベースで約24.3億円で、VC(ベンチャーキャピタル)は1社で8.4万株あります。
筆頭株主は日本トリム(6788)の100%子会社であるトリムメディカルホールディングスで、総株数の約89.5%を保有しており、上場後も約73%を保有します。
第2位株主で約8.6万株(約1.77%)を保有する山本氏を除いたVC含む既存株主には、上場後90日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
6/25(金)は大型IPOの日本電解と同日上場となり、また、前日までの3営業日で11社ものIPOが集中するため、日程的には厳しめです。
同社も小型ではないため上値は重いかもしれませんが、市場を独占している初モノIPOとして、買いを集めると思われます。
現時点での個人的評価は「C」とし、堅調な初値が望めるIPOと見ています。
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ステムセル研究所IPOの取扱い証券
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券 | 三菱UFJMS証券 SMBC日興証券 東洋証券 いちよし証券 エース証券 SBI証券 auカブコム証券(委託取扱い決定!) SBIネオトレード証券(委託取扱い決定!) DMM株(委託?) |
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ステムセル研究所IPOの初値予想
現時点での初値予想は3,750円とします。
※想定価格=2,540円:仮条件決定前
6/7(月)の仮条件決定後に改めて初値予想をアップします
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