2019年は通常株のIPO(新規上場)が86社、リートやインフラファンドを含めると合計で90社のIPOが実施されました。
昨年も年間100社には届きませんでしたが、2017年は94社、2018年は95社だったので、ほぼ例年並みのIPO数でした。
⇒ 2019年IPO初値結果一覧はコチラ
2020年も有望なIPOが多く出てくるよう期待してます。
2019年IPOの勝率
通常株のIPOでは76勝9敗1分で88.3%、リートやインフラファンドを含むと77勝12敗1分で85.6%の勝率でした。
ちなみにリートIPOは、年末のSOSiLA物流リート投資法人で約2年ぶりに公募割れを回避しています。
公募割れIPO銘柄の特徴は?
2019年IPO(通常株)の公募割れ銘柄
上場日 市場 |
コード 主幹事 |
銘柄名 |
事前評価 公開規模 |
公募価格 初値価格 |
騰落率 利益 |
6/4 福証 |
2974 HS |
大英産業 | D 6.8億 |
1,520円 1,330円 |
-12.5% -1.9万円 |
9/24 東証M |
4448 大和 |
Chatwork | D 156.4億 |
1,600円 1,480円 |
-7.5% -1.2万円 |
8/9 東証M |
4599 日興 |
ステムリム | D 96.6億 |
1,000円 930円 |
-7.0% -0.7万円 |
10/25 東証M |
4477 大・S |
BASE | D 108.0億 |
1,300円 1,210円 |
-6.9% -0.9万円 |
12/19 東証M |
2980 日興 |
SREホールディングス | D 136.7億 |
2,650円 2,475円 |
-6.6% -1.75万円 |
9/26 東証M |
6597 日興 |
HPCシステムズ | D 63.7億 |
1,990円 1,870円 |
-6.0% -1.2万円 |
12/12 東証M |
4480 大和他 |
メドレー | C- 205.7億 |
1,300円 1,270円 |
-2.3% -0.3万円 |
3/19 東証2 |
1451 野村 |
KHC | C- 15.0億 |
850円 832円 |
-2.1% -0.18万円 |
11/1 東証M |
7683 みずほ |
ダブルエー(WA) | C 48.5億 |
4,690円 4,680円 |
-0.2% -0.1万円 |
※利益は1単元当選して初値売りした場合の金額
2019年も公開規模の大きいIPOを中心に、地方銘柄や地味目の銘柄が公募割れしています。
事前評価はダブルエー等を除くとほとんどがD評価だったので、基本に忠実であれば被害を免れたと思われます。
2019年IPOの上昇ランキング
上昇率では軽量級のウィルズ(4482)が久々に初値4倍以上を記録しています。
また、地合いに恵まれた12月のIPOがB評価にもかかわらずランク入りしました。
2019年IPO上昇率上位5銘柄
上場日 市場 |
コード 主幹事 |
銘柄名 |
事前評価 公開規模 |
公募価格 初値価格 |
騰落率 利益 |
12/17 東証M |
4482 みずほ |
ウィルズ | A 3.5億 |
960円 4,535円 |
372.4% 35.75万円 |
3/13 東証M |
4434 大和 |
サーバーワークス | A 17.7億 |
4,780円 18,000円 |
276.6% 132.2万円 |
12/25 東証M |
4488 日興 |
AI inside | B 23.4億 |
3,600円 12,600円 |
250.0% 90.0万円 |
3/29 東証M |
4438 日興 |
Welby | A 9.8億 |
5,200円 18,030円 |
246.7% 128.3万円 |
12/26 東証M |
7080 日興 |
スポーツフィールド | B 9.5億 |
2,730円 8,500円 |
211.4% 57.7万円 |
※利益は1単元当選して初値売りした場合の金額
金額ベースでは、評価の高い高単価のIPOが並び、1単元で100万円を越える利益を得られたのは2銘柄でした。
2019年IPO初値売り利益(1単元)金額上位5銘柄
上場日 市場 |
コード 主幹事 |
銘柄名 |
事前評価 公開規模 |
公募価格 初値価格 |
騰落率 利益 |
3/13 東証M |
4434 大和 |
サーバーワークス | A 17.7億 |
4,780円 18,000円 |
276.6% 132.2万円 |
3/29 東証M |
4438 日興 |
Welby | A 9.8億 |
5,200円 18,030円 |
246.7% 128.3万円 |
12/25 東証M |
4488 日興 |
AI inside | B 23.4億 |
3,600円 12,600円 |
250.0% 90.0万円 |
12/26 東証M |
7080 日興 |
スポーツフィールド | B 9.5億 |
2,730円 8,500円 |
211.4% 57.7万円 |
10/29 東証M |
7073 日興 |
ジェイック(JAIC) | B 7.8億 |
4,750円 10,320円 |
117.3% 55.7万円 |
※利益は1単元当選して初値売りした場合の金額
ちなみに、上場日に初値が付かず初値が2日目になったのは21銘柄でした。
⇒ 初値持越しとなったIPOの初値結果とその後(2019年)
作年末は地合いに恵まれ盛り上がったので、このまま良い流れを今年のIPOに繋いで欲しいですね。
個人的には2020年もこれまで通り銘柄を吟味しながら積極的に参加していく予定です。
2020年のIPOは既に始まっています!
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