Speeeが仕切り直しで再びIPO(新規上場)承認されました。
Speee(スピー)の上場日は7/10(金)で、上場市場はJASDAQ・スタンダードとなります。
主幹事は前回同様に野村證券で、IPOの申し込み期間(BB期間)は6/25(木)~6/30(火)となってます。
Speee(4499)は当初4/20(月)上場予定でしたが、コロナによる地合い悪化で急遽上場を延期していたIPOです。
今回はロコガイドIPO等と同様に、公開規模を縮小してスライド上場する形となりました。
Speee(4499)の事業内容(前回同様)
Speee(4499)は、企業のマーケティング活動支援や、中古不動産・外壁リフォームのマッチングサービス等を手掛けている企業です。
社名の「Speee」の読み方は「スピー」で、『Speedの“d”を“e”に変え、Speedの1歩先へ』という想いが込められています。
同社の事業は、大きくマーケティングソリューションやコンサルタントを展開するMarTech事業と、消費者と事業者を繋ぐマッチングプラットフォーム運営のX-Tech事業に分けらます。
マーケティングインテリジェンス事業(MarTech事業)では、膨大なデータを処理するアルゴリズムを追求した自社開発のプロダクトと、戦略設計からPDCAを回しきるまでの包括的なサービスをベースに、マーケティング変革パートナーとしてクライアントの成長に貢献します。
・最先端のネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU(ウゾウ)」
・国内最大級の総合アドテック運用プラットフォーム「VOYAGER」
・Webマーケティング総合支援プラットフォーム「Markeship」
UZOU(ウゾウ)
デジタルトランスフォーメーション事業(X-Tech事業)では、不動産オーナーと1,500社を超える不動産仲介会社をマッチングさせる 不動産売却一括査定のWebサービスや、消費者と外壁/屋根塗装のリフォーム会社をマッチングさせるサイトを運営しています。
・不動産売却を応援するサイト「イエウール」
・外壁/屋根塗装の見積もり依頼ができる「ヌリカエ」
イエウール
また、同社は他にもデータプラットフォーム事業として、ブロックチェーン領域やHR(人材関連)領域、メディカルヘルス領域等、様々な領域で事業を展開しており、インドネシアではHR関連サービスの「Job-Like」を運営しています。
事業系統図
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Speeeの各種経営指標(今期進捗追加)
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Speee(4499)のIPO基礎情報
証券コード | 4499 |
社名 | 株式会社Speee |
業種 | 情報・通信業業 |
事業内容 | データ資産を利活用したマーケティング活動を支援するMarTech事業及び消費者と事業者を繋ぐプラットフォームサービスを提供しリアル産業のデジタルシフトを促進するX-Tech事業の運営等 |
上場日 | 7/10(金) |
上場市場 | 東証マザーズ ⇒ JASDAQ・スタンダード |
公募株数 | 当初2,607,000株 ⇒ 855,600株 |
売出株数 | 当初195,000株 ⇒ 120,000株 |
OA | 当初420,300株 ⇒146,300株 |
想定発行価格 | 当初2,590円 ⇒ 2,270円 |
仮条件 | 6/23に決定 |
最低必要金額 | 22.7万円 |
吸収金額 | 83.5億円 ⇒ 25.5億円(想定価格で計算) |
時価総額 | 298.0億円 ⇒221.5億円(想定価格で計算) |
BB期間 | 6/25~6/30 |
公募価格決定日 | 7/1 |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券 | SBI証券 みずほ証券 楽天証券 SMBC日興証券 大和証券 マネックス証券 藍澤證券 いちよし証券 DMM株(委託?) |
上場市場が東証マザーズからジャスダックに変更となったようです。
幹事団の顔ぶれは当初と変化ありませんが、楽天証券とマネックス証券の配分比率がやや上がったようです。
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Speee(4499)のIPO評価
出直しIPOは、公募株数や売出株数を大幅に圧縮(前回比較で約65.2%減)すると同時に、想定価格を2,590円→2,270円に引き下げ、公開規模を当初の30%程度にまで圧縮してきました。
同社のHPや論見書やを見ると非常に先進的でカッコイイ感じですが、昭和世代の私にはイマイチ理解できません(苦笑)
パッと見では、アドテク系のプラットフォームでマーケティング支援を中心に、中古不動産や外壁リフォームのマッチングサイトを運営しており、今後も様々な事業領域への参入を目指しているようです。
業績的には売上は順調に伸びており、利益面では結構ムラが見られますが今期の進捗は好調のようで、利益ベースでは既に過去最高益に到達しているようです。
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同社は2007年の設立で、2011年から創業者の久田氏(現取締役)に代わって創業期からSpeeeを支えてきた大塚氏が代表を務めています。
現在は代表の大塚氏が総株数の約30%、久田氏が約27%を保有しており、当初は上場後に久田氏が約22.7%を保有する筆頭株主となる予定でしたが、今回の公募株の大幅減少に伴い大塚氏の放出株数が減少したため、今度は大塚氏が筆頭株主で約26.9%、第2位株主に久田氏で26.8%、第3位に同社役員の管理会社が約25.7%を保有する形になりそうです。
Speeeの公開規模は、想定価格ベースで約25.5億円まで落としてきました。旋回同様VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
現在の株主は、代表の大塚氏と創業者の久田氏、役員の管理会社2社と取締役の渡邊氏、アドウェイズの執行役員である?松嶋氏(個人株主)で、新株予約権者の税理士1名を含め、計5人+2社のみとなってます。
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松嶋氏の7.5万株を除く株主と新株予約権者には上場後90日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
当初は地合いに加えて公開規模の大きさが心配でしたが、需給面が大幅に改善されそうなので、それなりに妙味は出そうですね。
第3四半期以降でコロナの影響をどの程度受けるか気になるところですが、まずは仮条件や予想会社の評価を待ちつつ、相場の行方を見ながら参加スタンスを決めたいと思います。
Speee(4499)の初値予想
一発目の初値予想は後日追記します
※ブログ上部のIPOスケジュールの「評価」欄は近日中に更新します
2,700円(初値予想第一弾:6/16記)
※二発目の初値予想は仮条件が決定する6/23(火)以降にアップします
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