テクニスコのIPO評価と初値予想です。
テクニスコの上場日は7/26(水)で、IPOの申し込みは7/7(金)からスタートします。
テクニスコの概要
テクニスコは、「切る」「削る」「磨く」「メタライズ」「接合」の5つの最先端の加工技術を独自に組み合わせて課題を解決する「クロスエッジ®Technology」を軸として、「金属部品事業」と「ガラス部品事業」を二大事業として事業展開しています。
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テクニスコの製品は、産業機器、光・無線通信、自動車、ライフサイエンス、モバイル機器、航空宇宙、環境エネルギーというグローバルな7つの市場で採用されています。
製品
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会社名 | テクニスコ |
代表者 | 関家 圭三(58歳) |
所在地 | 東京都品川区南品川2-2-15 |
設立 | 1970年 |
従業員数 | 203人(連結322人) |
IPO調達資金使途 | 設備投資(工場の拡張および生産設備の増強) |
テクニスコは1970年にディスコの研削切断加工技術を研究開発を目的に設立されており、2014年にMBOで独立しています。
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テクニスコが金属部品事業で扱うヒートシンク製品(放熱・排熱を目的とした部品)では、半導体レーザー向け、パワー半導体向け、MPU向け等の高機能ヒートシンク製品を提供しています。
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テクニスコが扱うガラス製品は電子デバイスの機能性を上げる構成部品で、各種センサー向け、モバイル機器向け、バイオ・医療向け等の精密ガラス製品を提供しています。
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また、テクニスコの加工技術は、各種金属、シリコン、セラミックなどの材料の微細加工にも活かされるほか、ガラス・セラミック加工用ダイヤモンドツールも製造販売しています。
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⇒ テクニスコの事業内容(HP)
テクニスコの業績推移
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テクニスコのIPO評価
テクニスコの公開規模は想定価格ベースで約11.8億円となり、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
上位株主には上場後90日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
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テクニスコは東証スタンダードの金属業ということで地味な印象ですが、同社の製品は多くのハイテク産業で使われており、ニーズは高そうです。
中国比率が高い点は少し気になりますが、業績的にも今期は再び増収増益となる見込みであり、円安の恩恵も受けそうです。
テクニスコは低単価のIPOで公開規模も比較的小さめであり、上場時に余計な売り圧力もないことから、現時点での個人的評価は「C」とします。
テクニスコIPOの基礎情報
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券 | 三菱UFJMS証券 auカブコム証券(委託?) DMM株(委託?) |
テクニスコIPOの初値予想
現時点での初値予想は600円とします。
※想定価格= 450円:仮条件決定前
7/5(水)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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