インフキュリオンIPOは、公開価格の1,680円を7.1%下回る1,560円の初値で公開価格割れとなりました。
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インフキュリオンの気配推移
9時直前の初値合致点は1,545円前後で、引受価格に入ったシンジケートカバー玉に支えられた状態でした。9時には約90万株(買い株数の3倍超)の売り越しでスタートしています。
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9時時点で公開価格の1,680円に入っていた買い玉は約43万株(約7億円)程度しかなく、1,920円でも購入の関心を表明していたファンドの存在は感じられませんでした…。
関心の表明に拘束力はないので仕方がありませんが、公開価格の1,680円なら約86.5万株分に相当するため、もし最初から買いに動けば公開価格割れは避けられたかもしれません。まあ、今日の安いところでタップリ仕入れた可能性もありますが。。
ちなみに、シンジケートカバーは8時50分時点では60万株程度、8時52分にはMAXの100.67万株が投入されたと思われます。初値形成時は使われませんでしたが、その後引受価格を下回った際に投入された可能性はありそうです。
8時50分時点
8時52分時点
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インフキュリオンの株価推移
インフキュリオンは9時9分に1,560円の初値を付け、初値形成時の出来高は115.01万株、売買代金は約17.9億円でした。
SBI証券が主幹事だったので初動の売り圧力は強めでしたが、それでもここまで買いが入らないとは思いませんでした。。
初値は何とか自力で付けたものの、売りは止まらず一旦1,500円を割ってからようやくの反発。しかし、その後初値は奪還するも上値は重く公開価格手前の1,660円で失速して急落。その後もジリジリと値を下げ、14時40分頃からは投げも出て、最後は1,451円の安値引けとなりました。
インフキュリオンの日中足チャート
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インフキュリオンの最終的な出来高は、公開株数の7,718,500株に対して8,502,800株(約1.1回転)、売買金額は約131.88億円で、VWAPは約@1,551.02円でした。

仮条件の引き上げや売出株数の増加は何だったのか? 仮条件範囲外の値付けの必要性は?機関投資家にしっかりとヒアリングしたのか疑問であり、主幹事の責任は重いと思われます。海外比率が予想以上に高かったのも、単に国内の人気が乏しかったので海外に回しただけのような気がしてしまいます。
ちなみに、仮条件の範囲外で公開価格が決定した銘柄は過去に9銘柄(全て仮条件上限の2割増し)あり、9社のうち3社が公開価格割れのスタートでしたが、その3社も数分以内には公開価格を奪還しており、当日の終値でも全銘柄が公開価格を上回って終えています。それに比べて今回は…。
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ここまで思わせぶり(需要が強そうな)な過程を踏んでこの結果はちょっと納得しがたいですね。個人的には運よく難を逃れましたが、中にはポイントを投入して複数ゲットした方もいるので、この結末はあまりに惨いと感じています。
↓皆さんの結果は?↓








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