テラドローン(Terra Drone)のIPO評価とIPO初値予想！

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※評価の緑字表記は仮条件決定前の仮評価、本評価は黒字

2024年11月07日（木）

テラドローン(Terra Drone)のIPO評価と初値予想です。

テラドローンの上場日は11/29(金)で、IPOの申し込みは11/14(木)からスタートします。

テラドローンは、ドローンや空飛ぶクルマなどの次世代エアモビリティのハード・ソフト・サービスを開発・提供しており、産業用ドローンのソリューションを提供するほか、UTM(無人航空機運航管理システム)を開発・構築してドローンの運航を管理しています。

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会社名	Terra Drone(テラドローン)
代表者	徳重徹(54歳)
所在地	東京都渋谷区渋谷２丁目12-19東建インターナショナルビル３階
設立	2016年
従業員数	110人(連結624人)
IPO調達資金使途	M&A資金、子会社事業拡大に向けた設備投資ならびに運転・人財投資資金、国内UTMシステムやグループ管理システムなどの構築

テラドローンは2016年の創業以降M&Aを実施しながらグローバルに事業を展開しており、地域特性に適したソリューションを提供しています。

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ドローンソリューションセグメントでは、測量・点検・農業の分野で各課題やニーズを反映したハードやソフトを開発しており、国内外で産業用ドローンによるサービスを提供しています。

運航管理セグメントでは、ドローンの運航を管理するプラットフォーム「UTM」を構築し、初期導入料のスポット収益に加え、年間ライセンスや飛行回数に応じた従量課金などのリカーリング収益を得ています。

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2024年1月期のセグメント別売上高構成比は、ドローンソリューションが約88.5％、運航管理セグメントが約11.5％となっており、主な販売先はESA(欧州宇宙機関)らとなっています。

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テラドローンの公開規模は想定価格ベースで約37.7億円となり、欧州及びアジア等の海外(米国およびカナダを除く)にも販売されます。

サウジアラムコ系のVC(48.4万株)と1個人(8.22万株)の計56.62万株を除く既存株主には上場後180日のロックアップが掛かっており、2法人と2VCの計37.47万株に関しては、公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除されます。

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成長期待の高いドローン関連ということで注目度は高そうですが、同社も過去のドローン関連IPO3社と同様に赤字上場となります。

過去のドローン関連IPOの結果と現値

初値公開価格割れ　現値公開価格割れ

7月に上場したリベラウェアは単価も安くそれなりのスタートでしたが、昨年末のブルーイノベーションは2割増しの公開価格で思ったよりも初値は伸びず、その後の株価も冴えません。

また、ドローンIPOで初物だったACSLは公開規模が100億円超と大きく、4社同時上場＆急速な地合いの悪化もあって初値は公開価格を大きく割れました。直近で動意づいてはいますが、現値は公開価格を大きく下回る水準です。

テラドローンの公開規模は直近の2社ほど軽くはなく、当日はグロービングと同日の上場となる可能性が高いため、需給面での不安は拭えません。また、まだ赤字も拡大局面であることから、まずは機関投資家らの評価を反映した仮条件を確認したいところです。

現時点での個人的評価は「D」としておきます。

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