ユカリアのIPO評価と初値予想です。
ユカリアの上場日は12/12(木)で、IPOの申し込みは11/26(火)からスタートします。
ユカリアの概要
ユカリアは病院の経営支援・運営支援を提供する「病院経営サポート」事業を起点として、様々なサービスやプロダクトを開発・展開している企業です。
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会社名 | ユカリア |
代表者 | 三沢英生(51歳) |
所在地 | 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング19階 |
設立 | 2005年 |
従業員数 | 154人(連結812人) |
IPO調達資金使途 | 不動産取得費用、人件費・採用費 |
ユカリアの設立は2005年で、2016年に新規上場したシンシア(7782)(当時は東証マザーズ上場)は同社の連結子会社です。
ユカリアは、医療法人に対する経営支援(医療経営総合支援事業)や、高齢者施設の運営・紹介(シニア事業)、シンシアでコンタクトレンズの製造・販売(高度管理医療機器事業)等を展開しています。
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医療経営総合支援事業における病院経営サポートでは、経営コンサルティングだけでなく、資金調達から購買や地域連携、尿員の建て替え対応まで、病院経営を行っていく中で発生するあらゆる課題に対応しています。
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シニア関連事業では、「あいらいふ」で介護施設の入居相談や施設紹介をワンストップでサポートするほか、「KURACI(クラーチ)」で高齢者向け介護施設(1都2県:計12施設)を運営しています。
高度管理医療機器事業では、上場子会社のシンシア(7782)でコンタクトレンズを製造・販売しています。
事業別の売上実績と進捗状況
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⇒ ユカリアの事業紹介(HP)
ユカリアの業績推移
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ユカリアのIPO評価
ユカリアの公開規模は想定価格ベースで約120.9億円となり、欧州及びアジア等の海外(米国およびカナダを除く)にも販売されます。
また、りそなアセットマネジメントが運用するファンドに5億円、住友生命に10億円、コモンズ投信が運用するファンドに10億円、TC Hea1thvareファンドに5億円に相当する株式を上限として(計30億円相当)、親引けで割り当てる予定です。
VC(ベンチャーキャピタル)は上場後に3社で89.99万株が残りますが、VCを含む既存株主には上場後180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
ユカリアの3事業は何れも堅調に推移しており、足元でも今期は20億円を超える利益を見込んでいることから、機関投資家の参戦が見込めそうです。
ただ、公開規模が大きいのは気になるところであり、親引けの30億円分と海外への販売(比率未定)を考慮しても実質的な吸収規模は小さくなく、幹事団の顔触れにもやや不安が残ります。
とりあえずは仮条件を確認したいところであり、現時点での個人的評価は「C-」としておきます。
ユカリアIPOの取り扱い証券
主幹事証券 | SBI証券 三菱UFJMS証券 モルガン・スタンレーMUFG証券 |
幹事証券 | 岡三証券 極東証券 松井証券 SBIネオトレード証券(委託取り扱い決定!) auカブコム証券(委託取り扱い決定!) 岡三オンライン(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
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ユカリアのIPO初値予想
現時点での初値予想は1,120円とします。
※想定価格= 1,020円:仮条件決定前
11/25(月)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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