黒田グループのIPO評価と初値予想です。
黒田グループの上場日は12/17(火)で、IPOの申し込みは11/29(金)からスタートします。
黒田グループの概要
黒田グループはグローバルに展開するエレクトロニクス関連商社で、液晶用配光膜印刷版や自動化装置、ハード・ディスク・ドライブ用部品、電力・電設資材、回路基板、大型樹脂成形金型、産業モーター用アルミダイカスト製品などを製造・仕入れて販売しています。
会社名 | 黒田グループ |
代表者 | 細川 浩一(67歳) |
所在地 | 東京都品川区南大井5-17-9 |
設立 | 2017年 |
従業員数 | 59人(連結2,491(人) |
IPO調達資金使途 | - |
黒田グループは黒田電気の持ち株会社で、前身は2018年3月に韓国系投資会社のMBKパートナーズグループによる買収で上場を廃止した黒田電気(7517)であり、今回再上場となります。
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2025年3月中間期の国別売上構成比は、日本61%、中国17%、アジア19%、その他(北米・欧州)3%で、営業利益構成比では日本43%、中国7%、アジア47%、その他(北米・欧州)3%となっており、主なセグメント別売上と販売先は以下の通りです。
セグメント別の販売実績と主な販売先
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⇒ 黒田グループの事業内容(HP)
黒田グループの業績推移
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黒田グループのIPO評価
黒田グループの公開規模は想定価格ベースで約89.4億円となり、欧州及びアジア等の海外(米国およびカナダを除く)にも販売されます。
既存の現物株主は投資ファンドで上場時に保有株の約33%(OA含む)を売出し、残株には上場後180日のロックアップが掛かっています。
業態、規模、業績推移、上場市場、過去の村上氏との対立イメージ、何より再上場の出口案件ということで、黒田グループに対する個人的な第一印象は良くありませんでした。
しかし、予想会社は「明らかに割安」との見立てのようで、PBR0.72倍、今期予想連結PER約7.4倍、3月末の配当金は60円と配当利回りはナント9.38%にもなるため、確かにその通りです。
ファンドの出口案件は強気の価格設定が一般的なので、何故この想定価格で決まったのか不思議もであり、何か裏(別の不安材料)があるのではないか?とも考えてしまいます。
ただ、ここは一度フラットな目線に切り替えて、仮条件を確認してから再度検討したいと思います。現時点での個人的評価は「C」としておきます。
黒田グループIPOの取り扱い証券
主幹事証券 | SMBC日興証券 野村證券 |
幹事証券 | 大和証券 三菱UFJMS証券 みずほ証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 auカブコム証券(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
前受金不要の岡三オンライン!IPO取り扱い急増!
黒田グループのIPO初値予想
現時点での初値予想は1,000円(配当利回り6.0%、PBR1.16倍水準)としておきます。
※想定価格= 640円:仮条件決定前
11/28(木)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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