フライヤーのIPO評価と初値予想です。
フライヤーの上場日は2/20(木)で、IPOの申し込みは2/3(月)からスタートします。

フライヤーの概要
フライヤーは、1冊約10分で読める本の要約サービス「flier」を起点にサービスを展開し、月額課金によるクラウドサービスで法人や個人に提供しています。
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会社名 | フライヤー |
代表者 | 大賀 康史(46歳) |
所在地 | 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 |
設立 | 2013年 |
従業員数 | 57人 |
IPO調達資金使途 | 人員増強、借入金返済 |
フライヤーは現CEOの大賀康史氏らが2013年に設立し、2016年に電子書籍取次国内首位のでメディアドゥ(3678)の子会社となりました。
フライヤーの沿革
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フライヤーの事業は、「エンタープライズ事業セグメント」と「コンシューマー事業セグメント」の2つのセグメントで構成されています。
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エンタープライズ事業セグメントでは、人材育成や福利厚生などを目的として従業員向けに提供する法人向け事業が中核となっており、そのほかにもインターネットカフェや公共図書館などの施設向けの事業、法人向けの研修事業、組織の人材投資に対する成果を見える化するスコアリングサービス「flier成長組織ナビ」などの新規サービスも積極的に展開しています。
法人向けサービス「flier business」のビジネスモデル
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コンシューマー事業セグメントでは、個人向けに「flier」を月額課金のサブスクリプションで提供しており、要約が読み放題のゴールドプラン(月額2,200円)、月5冊までのシルバープラン(同550円)、20冊程度のサンプルの要約が閲覧できるフリープランを用意するほか、オンライン読書コミュニティー「flier book labo」やオンラインリアルタイム講座「flier book camp」、本を軸にしたインタビュー番組を配信する「flier公式チャンネル」(広告事業)を展開しています。
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⇒ フライヤーのプロダクト(HP)
フライヤーの業績推移
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フライヤーのIPO評価
フライヤーの公開規模は想定価格ベースで約5.0億円となり、VC(ベンチャーキャピタル)は5社で約33.8万株を保有しています。
筆頭株主は東証プライム上場のメディアドゥ(3678)で総株数の約57%を保有しており、上場後も過半数を保有して親子関係が維持されます。
VCを含む上位株主には360日・180日のロックアップが掛かってますが、VC3社と4法人の合計約39.6万株(VC分は26.53万株)に関しては、公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除されるほか、上場時に売却可能な株式も7.24万株あるようです。
同社の事業規模はまだ小さいものの売上は右肩上がりで推移しており、本要約サービスの「flier」は人材育成や福利厚生で活用する法人向けが好調な中、タイパを重視する個人向けでも潜在的なニーズは高そうなことから、今後もさらなる成長が期待できそうです。
業績的にも今期に黒字化するタイミングであり、公開規模も小さくVCの保有も限定的なことから、現時点での個人的評価は「C」とします。
フライヤーIPOの取り扱い証券
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券 | SMBC日興証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 水戸証券 岩井コスモ証券 極東証券 岡三オンライン(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
↓IPO取扱い最多級のSMBC日興証券↓
フライヤーのIPO初値予想
現時点での初値予想は1,000円とします。
※想定価格= 660円:仮条件決定前
1/31(金)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓

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