Sansan(さんさん)がIPO(新規上場)承認されました。
Sansan(4443)の上場日は6/19(水)で、上場市場は東証マザーズになります。
主幹事は野村證券で、IPOの申し込み期間(BB期間)は6/3(月)~6/6(木)となってます。
以前からIPOが噂されていたSansan(4443)のIPOがようやく出てきました。また、本日はピアズ(7066)のIPOも新規承認されています。
Sansan(4443)の事業内容
Sansan(4443)は、法人向け名刺管理サービス「Sansan」や、個人向け名刺管理アプリ「Eight」を展開している企業です。
同社は、名刺をデータ化して人と人のつながりを情報として可視化・共有できる、法人向けクラウド名刺管理サービスのSansan事業と、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの仕組みを取り入れ、名刺をビジネスのつながりに変える名刺アプリのEight事業を運営しています。
また、両事業共通の基盤として、名刺のデータ化等をデータ統括部門「DSOC」が担っています。
「Sansan」は名刺管理サービス市場のパイオニアとして市場をリードしており、知名度の向上と共に創業11年目の2018年5月期の連結売上高は73億円に、2019年3月末の従業員数は477名に拡大しています。
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「Sansan」は2019年5月期第3四半期現在で契約件数5,738件、名刺管理サービス市場で81.9%(2017年時点)のシェアを獲得しており、その利便性が評価されて月次解約率も年々減少しています。
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個人向け名刺管理アプリ「Eight」は、「名刺でつながる、ビジネスのためのSNS」をコンセプトに、単なる名刺管理だけでなく、SNSの仕組みを取り入れた新しいビジネスネットワークサービスです。
手軽に名刺管理ができるサービスとして、2019年5月期第3四半期末で、235万人のユーザーを有しています。
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Sansan(4443)の各種経営指標
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Sansan(4443)のIPO基礎情報
証券コード | 4443 |
社名 | Sansan株式会社 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 法人向け名刺管理サービス「Sansan」及び個人向け名刺管理アプリ「Eight」の提供 |
上場日 | 6/19(水) |
上場市場 | 東証マザーズ |
公募株数 | 500,000株 |
売出株数 | 7,010,000株 |
OA | 1,126,500株 |
想定発行価格 | 3,650円~4,500円 |
仮条件 | 5/30に決定 |
最低必要金額 | 36.5万円~45.0万円 |
吸収金額 | 351.9億円(想定価格の平均値で計算) |
時価総額 | 1,219.7億円(想定価格の平均値で計算) |
BB期間 | 6/3~6/6 |
公募価格決定日 | 6/7 |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券 | SMBC日興証券 大和証券 みずほ証券 SBI証券 三菱UFJMS証券 楽天証券 マネックス証券 極東証券 カブドットコム証券(委託取扱い決定!) DMM株(委託?) |
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Sansan(4443)のIPO評価
「それ、早く言ってよーん!」のテレビCMでもお馴染みの企業です。以前からIPOの噂が絶えなかったので、個人的にはようやく来たかという感じですね。
ただ、個人的に思っていた以上に公開規模が大きかったのでビックリしました。今回は想定価格から幅を持たせる格好で、その平均値で算出しても351.9億円、上限価格で計算すると388.6億円にもなる大型IPOです。
OA含む売出し分の半数を上限に海外へ販売されるようですが、それでもマザーズ市場への上場では大型ですね。
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また、売出し比率の高さやVC(ベンチャーキャピタル)の多さ、そして売上は急速に伸びてますが、まだ赤字であったことも驚きました。
まあ、このスペックではなかなかIPOが決まらなかったことも納得できます。公募は僅か50万株のみなので、VC含む株主に押されて、何とか上場にたどり着いたという感じでしょうか。
そう考えると出口案件に見えますが、ビジネス的にはストック型であるため、今後も売上の拡大が続いて一定ラインを越えてくれば、利益ベースも浮上してくる可能性はあります。
しかしVCも結構ジャブジャブで、今回のIPOで全株放出するVCもそれなりにあるのは気になるところです。
ちなみに代表の寺田氏の売出しは5万株のみで、OAで貸し出す1,126,500株と合わせても保有分の約1割の放出で、上場後も全体の3割を超える筆頭株主として残ります。
代表や経営陣の持ち株については上場後90日のロックアップがかかってます(価格による解除条項なし)
他に残る多くのVCにも上場後90日のロックアップがかかってますが、そちらは公開価格の1.5倍で解除されます。その株数はパッとみただけでも500万株以上?はありそうですが、計算が面倒なので予想会社の発表を待つことにします(苦笑)
また、公募価格決定まで分かりませんが、海外分の人気や販売比率なども気になるところですね。
いずれにしても、知名度からして注目度の高いIPOであり、気合を入れれば複数当選も十分に狙える規模なので、まずは予想会社の評価を待ってじっくり検討すべき案件と思います。
Sansan(4443)の初値予想
一発目の初値予想は5/19日(日)か20日(月)に追記記します
※ブログ上部のIPOスケジュールの「評価」欄も後日更新します
公募価格近辺(仮条件次第?:初値予想第一弾:5/20記)
※二発目の初値予想は仮条件が決定する5/30(木)以降にアップします
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