-上場中止となりました-
(3/11追記)
3/11(金)にAnyMind Groupより新規上場の中止(延期)が発表されました。
IPOの中止は今年7社目となります。
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中止(延期)理由は、「昨今のウクライナ情勢や株式市場の動向等諸般の事情を総合的に勘案し、」とのことです。
追記ここまで
AnyMind Group(エニマインドグループ)のIPO評価と初値予想です。
AnyMind Groupの上場日は3/30(水)で、IPOの申し込みは3/14(木月)からスタートします。
⇒ AnyMind GroupのIPO上場承認とIPO基礎情報
AnyMind Groupの概要
AnyMind Groupは、ブランドの商品企画・生産、EC構築・運用、マーケティング、物流までを一括で支援できるプラットフォームを開発・提供しています。
ブランドコマースでは、クラウドものづくりプラットフォームの「AnyFactory」、ECサイト構築・運用の「AnyShop」、インフルエンサーマーケティングプラットフォームの「AnyTag」などを提供しています。
パートナーグロースでは、メディア・ECグロースプラットフォームの「AnyManager」と、クリエイターグロースプラットフォーム「AnyCreator」を提供しています。
AnyMind Groupのビジネスモデル
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2021年12月期の売上は190億円を越えており、2017-2021年の年平均成長率は約62%となっています。
AnyMind Groupは2016年にシンガポールで設立され、2020年に日本に本社を移管しています。
2021年12月末時点で従業員は1,000名を超える水準まで急拡大しており、現在は世界13か国で事業を展開しています。
⇒ AnyMind Groupのプロダクト(同社HP)
⇒ AnyMind Groupの目論見書
AnyMind Groupの業績推移
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AnyMind GroupのIPO評価
プラットフォームごとの販売実績と主な販売先
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AnyMind Groupの公開規模は想定価格ベースで約99.8億円となり、欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)に売出し株数の半数未満を上限として販売される予定です。
代表含む上位株主には上場後360日・180日のロックアップが掛かってますが(価格による解除条項はなし)、VC分の信託銀行や日本郵政キャピタル、ドリームインキュベーターが保有する計564.9万株に関しては、ロックアップが掛かっていません。
また、上場時に行使期可能なロックアップ対象外の新株予約権も100万株以上残るようです。
↓抽選後期型の岩井コスモ証券↓
AnyMind Groupは2016年の創業ながら年平均成長率62%で売上190億円と勢いは感じるものの、今期は増収率が鈍化して営業赤字が若干増加する見込みです。
グロース株に対する逆風が吹く中、AnyMind Groupはまだ赤字の大型グロース株であり、今は海外からの需要も期待し難い状況です。
公開規模も大きい上に上場時の売り圧力も目立つため、現時点での個人的評価は「D」としておきます。
AnyMind GroupのIPO取扱い証券
主幹事証券 | みずほ証券 三菱UFJMS証券 |
幹事証券 | SBI証券 松井証券 SMBC日興証券 岩井コスモ証券 auカブコム証券(委託取扱い決定!) DMM株(委託?) |
AnyMind GroupのIPO初値予想
現時点での初値予想は1,100円とします。
※想定価格=1,150円:仮条件決定前
3/11(金)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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タグ :AnyMind Group IPO評価
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