オープンワークのIPO評価と初値予想です。
オープンワークの上場日は12/16(金)で、IPOの申し込みは12/1(木)からスタートします。
オープンワークの事業概要
オープンワークは転職・就職の情報プラットフォーム「OpenWork」の開発・運用等、ワーキングデータプラットフォーム事業を展開しています。
「OpenWork」では、実際に働いた経験に基づく「社員の声(クチコミ)」を参考に、「働きがい」を得られる企業や求人の検索やリサーチを行うことが出来ます。
「OpenWork」は国内最大級の社員クチコミ・年収データを有する転職・就職のための情報プラットフォームであり、約1,380万件(2021年末比で160万件増)の社員口コミデータ、掲載企業数約6万4,000社(上場企業の90%以上)、求人数は約43,000件となっており、登録ユーザー数は約515万人(2021年末比で65万人増)を誇ります。
「OpenWork」は、「ユーザーによる有料会員登録」と「提携しているサービス運営企業からの紹介料」の2つを収益源としています。
また、同社は企業向けの採用支援サービスとして「OpenWorkリクルーティング」を展開しており、ユーザーの求職活動を促す仕組みと企業の求人掲載を促す活動を通じて、求職者と求人企業のマッチングの活性化を進めています。
「OpenWorkリクルーティング」は企業が「OpenWork」上で採用活動することができ、企業からの情報発信のほか、求職者に応募勧誘のスカウトメールを送信することが出来ます。
「OpenWorkリクルーティング」導入のメリット
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「OpenWorkリクルーティング」は契約社数1,700社、登録エージェント企業数370社を誇り、求人企業及び人材紹介エージェント企業からの成功報酬、並びに一定期間の求人掲載費用を主な収入源としています。
OpenWorkリクルーティング収益
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また、オープンワークは「その他事業」として、同社に蓄積された社員クチコミデータを活用したデータ提供ビジネスも展開しています。
事業系統図
⇒ オープンワークのサービス(HP)
⇒ オープンワークの目論見書
オープンワークの業績推移
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2022年12月期の業績予想
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オープンワークIPOの評価
2023年第3四半期時点のサービス別営業収益は、OpenWork約57.9%、OpenWorkリクルーティング約41.5%、その他約0.6%となっており、主な販売先はリクルートが15.4%、ビズリーチが約10.5%となっています。
オープンワークの公開規模は想定価格ベースで約37.8億円となり、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
親会社のリンクアンドモチベーション(2170)の売出しはなく(上場後も過半数を維持)、既存現物株主には上場後90日のロックアップが掛かっています(価格による解除条項なし)
上場時に行使可能な従業員の持つロックアップ対象外の新株予約権が6.09万株分あるようです。
↓抽選後期型の岩井コスモ証券↓
2020年1月にリンクアンドモチベーション(2170)の連結子会社となっており、今回は親子上場のIPOとなります。
オープンワークの業績はリンクアンドモチベーションの子会社となってから好調に推移しており、今期も増収増益となる見込みです。
オープンワークは足元の業績も好調で上場時に余計な売り圧力もありませんが、IPOラッシュの中での上場で当日は3社同時上場でもあり、3社の中では同社の公開規模が最も大きくなります。
スペック的にはそれなりに期待できそうですが、現時点での個人的評価は「D+」としておきます。
オープンワークIPOの取扱い証券
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券 | SBI証券 マネックス証券 アイザワ証券 岩井コスモ証券 岡三証券 松井証券 丸三証券 LINE証券(委託取扱い決定!) 岡三オンライン(委託取扱い決定!) DMM株(委託?) |
↓IPO取り扱いスタート!↓
オープンワークのIPO初値予想
現時点での初値予想は3,150円とします。
※想定価格= 2,920円:仮条件決定前
11/29(火)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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