日本オーエー研究所のIPO評価と初値予想です。
日本オーエー研究所の上場日は12/23(月)で、IPOの申し込みは12/6(金)からスタートします。
⇒ 日本オーエー研究所IPOの上場承認!基礎情報と初値予想!
日本オーエー研究所の概要
日本オーエー研究所は、官公庁や金融・法人系事業社に対してシステム開発や関連サービスを提供しています。
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会社名 | 日本オーエー研究所 |
代表者 | 奥山 宏昭(69歳) |
所在地 | 東京都千代田区西神田3-2-1 住友不動産千代田ファーストビル南館 4階 |
設立 | 1983年 |
従業員数 | 223人 |
IPO調達資金使途 | 技術系人材の採用・育成費、銀行借入金の返済 |
日本オーエー研究所は1983年の創業以来、官公庁向けにシステム開発を行う「公共系事業」を展開しており、2007年から銀行、生命保険会社、証券会社向けにシステム開発を行う「金融・法人事業」を開始し、2008年にNTTデータのアソシエイトパートナーに認定されています。
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2023年12月期の区分別売上では公共事業系が約8割で、主な販売先はNTTデータグループとNSDとなっています。
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⇒ 日本オーエー研究所の事業内容(HP)
日本オーエー研究所の業績推移
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日本オーエー研究所のIPO評価
日本オーエー研究所は2022年にプロ向け市場のTOKYO PRO Marketに上場しており、今回は名古屋証券取引所ネクスト市場への蔵替え上場となります。
日本オーエー研究所の公開規模は想定価格ベースで約1.18億円と超小型で、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
既存株主には上場後180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
日本オーエー研究所の売上の殆どがNTTデータグループとなっており、業績的には今期は増益を見込んでますが横ばいの状況です。
IPOとしては何より流動性の乏しい地方市場の名証ネクストへの上場であり、今年の地方市場(全て中堅証券が主幹事)のIPOは4戦全敗で、とにかく買いが入りません(昨秋から数えると6連敗中)。
2024年の地方上場IPO実績
上場日 市場 |
コード 主幹事 |
銘柄名 |
事前評価 公開規模 |
公募価格 初値価格 |
初値形成時の売買代金 |
10/21 札証ア |
7118
アイ |
伸和ホールディングス | D 2.8億 |
1,650円
1,530円 |
約0.79億 |
10/8 名証ネ |
259A
岡三 |
ケイ・ウノ | D 5.3億 |
2,320円
2,134円 |
約0.40億 |
9/25 福証Q |
242A
Jトラ |
リプライオリティ | D 4.2億 |
1,520円
1,398円 |
約0.28億 |
8/29 福証Q |
231A
Jトラ |
Cross Eホールディングス | D 9.4億 |
1,180円
1,085円 |
約0.06億 |
初値形成時の売買代金は何れも1億円にも届いておらず、Cross Eホールディングスの約0.79億円から徐々に減少し、直近の伸和ホールディングスではナント600万円(出来高:4,000株)しかありませんでした…。
2023年6月のQLSホールディングス(公開規模:2.24億円)や3月のエコム(公開規模:2.7億円)はプラス発進しているので、今回の規模(約1.18億円)なら何とかなりそうですが、ラッシュによる埋没リスクもあることから、現時点での個人的評価は「D」としておきます。
日本オーエー研究所IPOの取り扱い証券
主幹事証券 | Jトラストグローバル証券 |
幹事証券 | SBI証券 岡三証券 楽天証券 丸三証券 岡三オンライン(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
日本オーエー研究所のIPO初値予想
現時点での初値予想は公開価格近辺とします。
※想定価格= 570円:仮条件決定前
12/4(水)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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