リバーホールディングスがIPO(新規上場)承認されました。
リバーホールディングス(5690)の上場日は3/24(火)で、上場市場は東証2部となります。
主幹事は野村證券で、IPOの申し込み期間(BB期間)は3/5(木)~3/11(水)となってます。
本日は同じ3/24(火)上場となるペルセウスプロテオミクス(4882)のIPOも新規承認されています。
リバーホールディングス(5690)の事業概要
リバーホールディングス(5690)は、資源リサイクル事業を展開している企業です。
同社の母体は1904年創業の鈴徳(旧鈴木徳五郎商店)であり、他にメタルリサイクル株式会社や中田屋株式会社を含む、連結8社と関連会社2社で構成されています。
リバーホールディングスによるリサイクル事業は、金属リサイクル事業、自動車リサイクル事業、産業廃棄物処理事業、家電リサイクル事業、その他事業の5つに区分されます。
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金属リサイクル事業は全ての連結子会社で手掛けている主力事業で、工場・建物の解体や、廃自動車、廃家電製品などから排出される鉄、アルミ、ステンレス、銅などの鉄・非鉄金属スクラップを取り扱います。
特に鉄スクラップは製鋼原料として、国内メーカーのみならず、アジアを中心とした各国に輸出し、リサイクル原料として幅広く利用されています。
自動車リサイクル事業では、自動車リサイクル法で定められた「引取業」「フロン回収業」「解体業」「破砕業」のすべての登録・許可を取得し、使用済み自動車の処理を、引き取りから販売や破砕までワンストップで行っています。
タイヤ、バッテリー、エンジンなどのパーツはもちろん、エンジンオイルなどの油脂、ハーネス(配線)まで、再利用できるものは徹底的に回収して再資源化します。解体後に残ったボディも、複合素材の金属スクラップとして再資源化されます。
廃棄物処理事業では、廃棄物処理法に基づいて収集運搬や中間処分を手掛けており、首都圏15か所、関西1か所、東海1か所で許可を持つ事業所を運営し、使用済みの電子機器・OA機器等の多様な使用済み製品の処理ニーズに対応しています。
家電リサイクル事業では、家電リサイクル法で定められている「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」の4品目の認定業者として大手メーカーより処理を受託しています。
その他事業では、小型家電リサイクル認定事業者として国から認定を受け、市町村経由、または市民から直接回収した小型家電のリサイクルを行っています。
また、エコソリューション事業として、オフィス、店舗、工場、建設現場などから排出されるあらゆる産業廃棄物の適正なリサイクルに関する仲介サービスを手掛けています。
リバーホールディングスの各種経営指標
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リバーホールディングス(5690)のIPO基礎情報
証券コード | 5690 |
社名 | リバーホールディングス株式会社 |
業種 | 鉄鋼 |
事業内容 | 資源リサイクル事業 |
上場日 | 3/24(火) |
上場市場 | 東証2部 |
公募株数 | 4,247,200株 |
売出株数 | 575,600株 |
OA | 723,400株 |
想定発行価格 | 920円 |
仮条件 | 3/3に決定 |
最低必要金額 | 9.2万円 |
吸収金額 | 51.0億円(想定価格で計算) |
時価総額 | 157.6億円(想定価格で計算) |
BB期間 | 3/5~3/11 |
公募価格決定日 | 3/12 |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券 | 三菱UFJMS証券 SMBC日興証券 みずほ証券 いちよし証券 大和証券 楽天証券 カブドットコム証券(委託取扱い決定!) DMM株(委託?) |
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リバーホールディングスのIPO評価
経済成長や人口の増加に伴い、2050年には世界の廃棄物量が現在の1.7倍になると言われており、一方で、天然資源の需要は約40年前に比べて倍増し、リサイクルは必要不可欠な事業となってます。
現在の消費生活を支えるためには地球1.5個分、2030年までには地球2個分相当の天然資源が必要になるとも言われている中、リバーホールディングスは廃棄物処理・リサイクルのワンストップサービスを全国規模で提供しています。
リバーホールディングスの業績は近年でみると減収傾向ですが、利益率は上昇して実質利益は増加しているようです。
リバーホールディングス(5690)の公開規模は想定価格ベースで約51.0億円となっており、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
筆頭株主は東証一部上場のベステラ(1433)で、総株数の約19.4%(上場後で14.6%)を保有し、第2位株主は従業員持ち株会が約13.3%(上場後で10.8%)となっています。
上位株主には上場後90日・180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
IPOとしては地味な東証2部で公開規模もそれなりにありますが、リサイクルは社会性の高い不可欠な事業でもあり、SDGs関連として注目される可能性はありそうです。
まずは予想会社の評価や仮条件を待って参加スタンスを決めたいと思います。
リバーホールディングスの初値予想
一発目の初値予想は24日(月)か25日(火)に追記します
※ブログ上部のIPOスケジュールの「評価」欄は近日中に更新します
1,100円(初値予想第一弾:2/25記)
※二発目の初値予想は仮条件が決定する3/3(火)以降にアップします
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タグ :2020IPO リバーホールディングス 上場承認
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