-上場中止となりました-
(6/7追記)
6/7(火)にウェルネス・コミュニケーションズより新規上場の中止(延期)が発表されました。
IPOの中止は今年9社目となります。
※クリックで拡大します
中止(延期)理由は、「昨今の株式市場に関する動向等を総合的に勘案し、」とのことです。
追記ここまで
ウェルネス・コミュニケーションズのIPO評価と初値予想です。
ウェルネス・コミュニケーションズの上場日は6/23(木)で、IPOの申し込みは6/8(水)からスタートします。
⇒ ウェルネス・コミュニケーションズIPOの上場承認とIPO基礎情報

ウェルネス・コミュニケーションズの事業概要
ウェルネス・コミュニケーションズは、健康管理SaaS等を用いたヘルスデータプラットフォームとソリューション事業を展開している企業です。
ウェルネス・コミュニケーションズは、中規模・大規模企業や健康保険組合向けに、ネットワーク診療事業と健康管理クラウド事業を主なサービスとして提供しています。
ネットワーク診療事業では、受信者向けに健康診断・人間ドック等の予約手配、顧客担当向けに健康診断結果確認・データ管理等各機能を提供するサービスサイトとして、『i-Wellnes』を提供しています。
ウェルネス・コミュニケーションズは全国47都道府県にある1,960件(2022年3月末時点)の医療機関と業務提携契約を締結しており、企業は個別に医療機関と契約することなく、希望する医療機関を選択することが可能です。
健康管理クラウド事業では、健康診断結果だけでなく、メンタルヘルス等のデータも個人単位で一元管理でき、労働基準監督署への報告書作成や産業医との面談スケジュール管理等の機能も備えた『HSS(ヘルスサポートシステム)』を提供しています。
※クリックで拡大します
また、『HSS(ヘルスサポートシステム)』をネットワーク検診サービスと連携すると、一貫したサービス利用が可能となります。
※クリックで拡大します
⇒ ウェルネス・コミュニケーションズのサービス(HP)
⇒ ウェルネス・コミュニケーションズの目論見書
ウェルネス・コミュニケーションズの業績推移
※クリックで拡大します
ウェルネス・コミュニケーションズIPOの評価
売上高構成比ではネットワーク健診事業が大半を占めますが、利益面ではSaaS型の『HSS(ヘルスサポートシステム)』を展開する健康管理クラウド事業が上回っています。
※クリックで拡大します
ウェルネス・コミュニケーションズの公開規模は想定価格ベースで約65.9億円となり、一部は欧州及びアジア等の海外(米国およびカナダを除く)にも販売される予定です。
また、ベルシステム24HD(6183)に29.99万株及び5億円、伊藤忠テクノソリューションズ(4739)に1億円を上限として、親引けで販売される予定です。
上場後はSOMPOホールディングスが筆頭株主(持ち分法適用会社)となる予定で、既存株主には上場後90日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
前受金不要でIPO抽選に参加できます
ウェルネス・コミュニケーションズの業績は順調に推移しており、SaaSビジネスを手掛けるヘルス関連ということで、それなりに注目度は高そうです。
しかしながら、上場日の6/23(木)は4社同時上場と厳しい日程となり、中でもウェルネス・コミュニケーションズの公開規模が最も大きくなります。
親引けでの割当や海外への販売である程度は圧縮されますが、それでも需給面の不安は残るため、現時点での個人的評価は「D」としておきます。
ウェルネス・コミュニケーションズの取扱い証券
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券 | みずほ証券 SBI証券 岩井コスモ証券 松井証券 東海東京証券 LINE証券(委託取扱い決定!) DMM株(委託?) |
前受金不要でIPO抽選に参加できます!
ウェルネス・コミュニケーションズIPO初値予想
現時点での初値予想は2,100円とします。
※想定価格= 2,070円:仮条件決定前
6/7(火)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓

IPO新規公開株ブログランキング
↓IPO取り扱いスタート!↓
コメントフォーム