IPO投資と併用しやすい投資方法の一つとして、株主優待タダ取りがあります。元プロ棋士で株主優待投資家としても有名な桐谷さんの影響もあってか、年々取り組む人が増えています。
株主優待タダ取りとは?
株主優待を得るためには、対象企業の株式を保有していなければなりません。しかしその場合、株価の下落リスクが伴います。
一般的に株主優待タダ取りとは、株価下落リスクを回避して、株主優待だけを取得する事を言います。厳密に言えば、完全にタダで株主優待を得られる訳ではなく、株式を購入する際の手数料や、後述する逆日歩や貸株金利、貸株料などの諸経費だけは掛かります。
株主優待タダ取りの方法は?
この方法を簡潔に書くと、権利付き最終日に現物で株を買うと同時に、信用取引で同数を空売りし、株主優待の権利だけを取得。そして翌日、それぞれの取引を手仕舞う、という段取りになります。
売りと買いを同時に行うことから「クロス取引」や「両建て取引」などと呼ばれる事もあります。何だか少しややこしい感じがしますが、決して難しくはありません。一度やればすぐに理解できると思います。
各証券会社で優待取りマニュアルが用意されているので、それぞれ画面を確認しながら試してみると良いと思います。
⇒ SMBC日興証券
■信用取引について
株主優待タダ取りはやってみたいけど、信用取引ってちょっと怖い、という初心者の方も多いかと思います。しかし全く心配することはありません。通常の株売買でも信用取引の方が手数料も安いですし、何よりレバレッジをかけられるので資金効率も良くなります。
また、昔と違って証券会社の審査も超簡単です。申し込むだけで通るところもあれば、電話で本人確認する程度のものです。少なくとも当サイトで紹介している証券会社なら初心者でも簡単に開設できるので、心配ありません。
諸経費や銘柄の選び方について
諸経費の中で一番やっかいなのが逆日歩と言われる経費です。これは、信用取引で空売りする際に発生するコストの一つなのですが、その価格は入札方式で決まるため、事前に把握する事ができません。
人気の銘柄の場合は、貸株の需給がひっ迫して逆日歩が高騰する傾向にあります。しかし、そんな逆日歩を一切気にせずに空売りできるのが一般信用取引です。
※他にも「貸株料」や「貸株金利」などの経費が掛かりますが、少額なので気にしなくても良いでしょう。
空売りするには大きく分けると2パターンあり、逆日歩が発生しない一般信用取引と、入札方式で逆日歩が発生する制度信用取引があります。ですので、初心者の方は一般信用取引が可能な証券会社を選んで実践するのが良いと思います。
慣れてくると、過去のパターンから逆日歩を予想する事ができるので、制度信用を使ったクロス取引も活用していくと、数多くの株主優待をゲットできるようになります。
一般信用取引が出来るauカブコム証券や松井証券では、制度信用取引では空売りが出来ない銘柄でも、独自で株を調達して一般信用取引で空売り出来る銘柄があります。
■株主優待銘柄の選び方
最近は株主優待に特化した投資雑誌も出ていますし、証券会社の特集ページでも簡単に検索できます。また、一般投資家も無料ブログ等でオススメ銘柄を紹介しているので、それらを参考にすると良いでしょう。
株主優待タダ取りに便利な証券会社
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ちなみにWIN太郎は、高逆日歩が予想される人気銘柄や、制度信用取引では空売りできない銘柄を、楽天証券やGMOクリック証券、松井証券、SBI証券、auカブコム証券で取得し、それ以外はGMOクリック証券の制度信用取引を使うことが多いです。
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