2018年は通常株のIPO(新規上場)が90社、リートやインフラファンドを含めると合計で95社のIPOが実施されました。
年間100社にこそ届きませんでしたが、2016年が92社、2017年が94社だったので、2018年は僅かに上回る格好となってます。
⇒ 2018年IPO初値結果一覧はコチラ
2019年も今年と同等のIPOが見込まれているようですが、全体相場が低迷するとIPOも減少するので少し厳しいかもしれませんね。
今年のIPO相場で最大のニュースと言えば、やはり何と言ってもソフトバンクのIPOでしょうね。今さらアレコレ行っても仕方がありませんが、結局は「想定価格が高過ぎた」事に尽きると思います。
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2018年IPOの勝率
リートやインフラファンドを含めると80勝14敗1分けで84.2%、通常株だけなら80勝9敗1分けで88.9%の勝率でした。
ちなみに、リートIPOとインフラIPOは計5社あって全敗でした。
⇒ リートIPOの初値結果と勝率
⇒ インフラファンドIPOの初値結果と勝率
既に2019年1発目のIPOでエスコンジャパンリート投資法人(2971)が承認されていますが、インフラファンドも含めて大幅なディスカウントを行うか、少しやり方を変えるなどしないと今後も厳しい展開が続くかもしれません。
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公募割れIPO銘柄の特徴は?
2018年IPO(通常株)の公募割れ銘柄
上場日 市場 |
コード 主幹事 |
銘柄名 |
事前評価 公開規模 |
公募価格 初値価格 |
騰落率 利益 |
12/21 東証M |
7047 大和 |
ポート(PORT) | C- 54.4億 |
1,480円 930円 |
-37.2% -5.5万円 |
12/21 東証M |
6232 みずほ |
自律制御システム研究所 | C 101億 |
3,400円 2,830円 |
-16.8% -5.7万円 |
12/19 東一 |
9434 野村他 |
ソフトバンク | D 2.65兆 |
1,500円 1,463円 |
-2.5% -0.37万円 |
12/12 東一 |
4423 日興 |
アルテリア・ネットワークス | D 251.6億 |
1,250円 1,190円 |
-4.8% -0.6万円 |
10/12 東証M |
4598 みずほ |
Delta-Fly Pharma | D 38.4億 |
4,770円 4,385円 |
-8.1% -3.85万円 |
9/28 東一 |
3612 野村 |
ワールド | D 591.7億 |
2,900円 2,755円 |
-5.0% -1.45万円 |
9/6 東二 |
9275 日興 |
ナルミヤ・インターナショナル | D 93.4億 |
1,560円 1,501円 |
-3.8% -0.59万円 |
3/23 東証一 |
6571 大・三 |
キュービーネットホールディングス | D 253.2億 |
2,250円 2,115円 |
-6% -4.35万円 |
3/20 東証二 |
3447 野村 |
信和 | D 158.6億 |
1,150円 1,106円 |
-4% -0.44万円 |
※利益は1単元当選して初値売りした場合の金額を表示
通常株で公募割れした9社を見ると、公開規模が破格のソフトバンクを筆頭に、公開規模が100億円を越える大型IPOがほとんどです。
それ以外でも、ナルミヤ・インターナショナル(93.4億)、赤字バイオのDelta-Fly Pharma(38.4億円)、先日のポート(54.4億)と、軒並み規模の大きい銘柄が公募割れとなりました。
予想会社の事前評価はポートのC-評価を除くと何れもD評価だったので、基本に忠実だった方は被害を免れたと思われます。もちろん全てではありませんが、需給面が重視されるIPOでは公開規模が大きな要因であることは間違いありません。
2018年IPOの上昇ランキング
上昇銘柄では4月にIPOの初値上昇率の新記録を更新したHEROZ(ヒーローズ)が圧巻でした。単価も高かったので当選一撃で400万円を超える利益というのは衝撃的でしたね。
2018年IPO上昇率上位5銘柄
上場日 市場 |
コード 主幹事 |
銘柄名 |
評価 規模 |
公募価格 初値価格 |
騰落率 利益 |
4/20 東証M |
4382 日興 |
HEROZ(ヒーローズ) | A 8.9億 |
4,500円 49,000円 |
989% 445万円 |
3/28 東証M |
6573 みずほ |
アジャイルメディア・ネットワーク | A 4.3億 |
3,000円 15,470円 |
416% 124.7万円 |
4/4 東証M |
4381 野村 |
ビープラッツ | A 3.3億 |
2,200円 10,000円 |
355% 78.0万円 |
2/23 東証M |
4380 みずほ |
Mマート | A 8.4億 |
1,240円 5,380円 |
334% 41.4万円 |
2/28 東証M |
3446 日興 |
ジェイテックコーポレーション | A 25.9億 |
2,250円 9,700円 |
331% 74.5万円 |
初値が公募価格の4倍以上に跳ねたIPOも結構ありましたが、それらは地合いが好調だった春先に集中してますね。
2018年IPO初値売り利益(1単元)金額上位5銘柄
上場日 市場 |
コード 主幹事 |
銘柄名 |
評価 規模 |
公募価格 初値価格 |
騰落率 利益 |
4/20 東証M |
4382 日興 |
HEROZ(ヒーローズ) | A 8.9億 |
4,500円 49,000円 |
989% 445万円 |
3/28 東証M |
6573 みずほ |
アジャイルメディア・ネットワーク | A 4.3億 |
3,000円 15,470円 |
416% 124.7万円 |
3/27 東証M |
6572 SBI |
RPAホールディングス | A 21.4億 |
3,570円 14,280円 |
300% 107.1万円 |
4/25 東証M |
6577 日興 |
ベストワンドットコム | A 5.4億 |
4,330円 14,830円 |
242% 105万円 |
12/19 東証M |
4425 日興 |
Kudan | A 7.3億 |
3,720円 14,000円 |
276.3% 102.8万円 |
金額ベースでもHEROZ(4382)が断トツです。RPAホールディングス(6572)をSBI証券のIPOチャレンジポイントで当選(300株)された方は一撃321.3万円の利益でした
年末のIPOラッシュはソフトバンクIPOの影響もあって厳しい結果となりましたが、果たして来年はどうなるでしょうか。
相場悪化による影響で厳しくなる時期もあるかもしれませんが、個人的にはこれまで通りに銘柄を選びながら積極的に参加していく予定です。
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