ランサーズの初値予想とIPO参加スタンスです。
ランサーズ(4484)は、フリーランスとクライアント企業を仕事領域でマッチングさせるプラットフォーム事業を手掛けています。
予想会社の評価は低めで、ブックビルディングは11/29(金)から12/5(木)となってます。
ランサーズ(4484)の仮条件
660円~730円
ランサーズ(4484)の仮条件は、想定価格の900円を大幅に下回る範囲で弱めに設定されました。上限価格で計算した今期予想PERは最終の純利益ベースで赤字のため算出できず、吸収規模は約21.9億円となります。
また、公開株数(公募+売出・OA)も当初の予定から約65%も削減されました。詳しくは下記の基礎情報をご覧ください。
ランサーズIPOの参加スタンス
大和証券 | 検討中 |
三菱UFJMS証券 | 検討中 |
楽天証券 | 検討中 |
SMBC日興証券 | 検討中 |
SBI証券 | 参加 |
マネックス証券 | 検討中 |
松井証券 | 検討中 |
岩井コスモ証券 | 検討中 |
エース証券 | 口座なし |
auカブコム証券 | 検討中 |
DMM株 | 検討中 |
条件が大きく変わったので、とりあえずもう一度検討はしてみます。
ランサーズ(4484)IPOの評価ポイント
仮条件の大幅な下振れは理解できますが、まさかこれほど大幅に公開株数を減らしてくるとはビックリですね。
主幹事がVCや既存株主を説得したのか、それとも引き下げられた仮条件では旨味がなく自ら売出しを止めたのか分かりませんが、何れにしても当初のまま突き進むよりは良かったのではないでしょうか。
まあ、こうできるのなら最初からこの条件で出しておけば、もっと印象は良かったのでしょうが。。
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同社のクライアントとフリーランスをマッチングする「Lancers」の評判はそれなりに良いようで、これまでの累計登録クライアント社数は35万社超、累計登録ランサー数は100万人を越えており、今も利用者数は拡大しているようです。
「働き方改革」や個人による副業意欲増加の背景もあり、今後もフリーランスや副業等の市場規模は増加していきそうですね。
しかし、業績的には未だ赤字の状況であり、2020年3月期は売上高で前期比約36.4%増と好調ですが、経常利益の赤字額は前期比で約5倍に膨らむなど、まだ黒字化できていません。
今回の大胆な削減でランサーズ(4484)の公開規模は仮条件の上限価格で約21.9億円となります。
VC(ベンチャーキャピタル)は約210万株ほど残り、他の一部株主(約19万株)分と共に上場後90日のロックアップが新たに設定されました(公開価格の1.5倍(想定で1,050円)以上で解除)
代表含む既存株主と新株予約権の保有者50名には上場後180日間のロックアップが掛かってます(価格による解除条項なし)
ここまで大胆な公開株の削減と価格の割引を行ってくると多少の妙味はあるかもしれませんね。。
ただ、当初の想定価格900円から想像される発行価格(800円程度?)近辺なら、今回売出しを取りやめたVC等の売却需要は当然あるはずです。
とりあえず上場後90日のロックアップ期間中は大丈夫ですが、もし公開価格の1.5倍越えでロックアップが解除されれば、間違いなく売却してくるでしょうね。
そのあたりまで考慮すると、今回の英断で上場時における需給環境が大きく改善されたとはいえ、将来的な売り圧力を警戒して上値は重いような気がします。
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ランサーズ(4484)IPOの初値予想
740円
ランサーズ(4484)のIPOは、公募価格を730円として+10円となる740円の初値予想とします。
予想会社の現段階での初値目途は、650円~750円となっているようです。
↓皆さんの初値予想は?↓
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