ZenmuTech(ゼンムテック)のIPO評価と初値予想です。
ZenmuTech(ゼンムテック)の上場日は3/27(木)で、IPOの申し込みは3/10(月)からスタートします。
⇒ ZenmuTech(ゼンムテック)IPOの上場承認!IPO基礎情報と初値予想!

ZenmuTech(ゼンムテック)の概要
ZenmuTechは、暗号技術の応用である秘密分散技術「ZENMU-AONT」を活用したセキュリティーソリューションや秘密計算ソリューションを展開しており、「ZENMU」シリーズを提供するほか、「QueryAhead」の開発を進めています。
会社名 | ZenmuTech |
代表者 | 田口 善一(63歳) |
所在地 | 東京都中央区銀座8-17-5 THE HUB 銀座OCT 804 |
設立 | 2014年 |
従業員数 | 35人 |
IPO調達資金使途 | 人件費・人材採用費 |
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ZENMU-AONTは「データ自体を無意味なものとして扱う」という新しい発想のセキュリティで、データを暗号化した上で複数の意味のないデータに分散し、全ての分散片がそろわないと復元が不可能とする符号化手法です。

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ZENMU-AONTでは分散後のデータサイズが大きくならないため、ネットワークやストレージに負荷をかけることなく、分割処理や復元処理が高速化がで可能となっています。
「ZENMU」シリーズでは、PC向けの情報漏洩対策ソリューション「ZENMU Virtual Drive」と、秘密分散技術を顧客のソリューションに組み込むことができるようにした秘密分散ソフトウエア開発キット「ZENMU Engine」を提供しています。
「QueryAhead」は、秘密計算技術を応用して国立研究開発法人産業技術総合研究所との共同研究を基にを開発したもので、暗号化したデータを一切復元することなく計算処理を実行するものであり、クラウドや社内サーバー、環境を問わず安全なデータの受け渡しと加工・分析が可能とし、これまで難しかった機密データの積極的な利活用を推進しています。
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⇒ ZenmuTechの事業概要(HP)
ZenmuTech(ゼンムテック)の業績推移
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ZenmuTech(ゼンムテック)のIPO評価
ZenmuTech(ゼンムテック)の公開規模は想定価格ベースで約4.9億円と小粒で、VC(ベンチャーキャピタル)8社で計16.26万株が残ります。
上位株主には上場後180日・90日のロックアップが掛かっており(制度ロックアップ含む)、VC6社(15.3万株)と四国電力の残株(5.72万株)の計21.02万株に関しては、公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除されるほか、上場時に売却可能な既存株も11.4万株あるようです。
同社のソリューションはデータを無意味化して分散保管することで「守らずに安全」なセキュリティーを提供するという新たな発想に基づいたもので、事業規模はまだ小さいものの近年業績は急拡大しており、さらなる成長が期待できそうです。
大手不在の幹事団や日程面(ダイナミックマッププラットフォームと同時上場&3月末の優待権利日)は少し気になりますが、人気化しそうな業態の小型IPOで売り圧力も限定的なことから、現時点での個人的評価は「C」とします。
ZenmuTech(ゼンムテック)IPOの取り扱い証券
主幹事証券 | 岡三証券 |
幹事証券 | SBI証券 松井証券 アイザワ証券 岩井コスモ証券 マネックス証券 むさし証券 岡三オンライン(委託取り扱い決定!) DMM株(委託?) |
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ZenmuTech(ゼンムテック)のIPO初値予想
現時点での初値予想は2,350円とします。
※想定価格= 1,470円:仮条件決定前
3/6(木)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします
↓皆さんの初値予想は?↓

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