SREホールディングス(旧ソニー不動産)がIPO(新規上場)承認されました。
SREホールディングス(2980)の上場日は12/19(木)で、上場市場は東証マザーズとなります。
主幹事はSMBC日興証券で、IPOの申し込み期間(BB期間)は12/4(水)~12/10(火)となってます。
本日はBuySell Technologies(バイセルテクノロジーズ)のIPOも新規承認されています。
SREホールディングス(2980)の事業内容
SREホールディングス(旧ソニー不動産)は、ソニーが有するAI/ITテクノロジーやヤフーの有する豊富なデータトラフィックを基盤として、「不動産事業」「ITプラットフォーム事業」「AIソリューション事業」を展開しています。
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不動産事業では、不動産仲介サービスの他に高付加価値IoT機器搭載IoTマンション「AIFLAT」の販売を実施しています。
不動産仲介サービスの特徴は、売手側と買手側に別々のエージェントがつくエージェント制を採用している点です。
一般的な不動産仲介サービスでは売手と買手を同時に仲介してダブルで報酬を得るケース(いわゆる両手取引)がありますが、同社はそれぞれに別のエージェントを付けることで、透明性の高い仲介サービスを提供しています。
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ITプラットフォーム事業では、法人向けに不動産仲介業務の効率化を目的として、個人向けに不動産仲介業者を介さない個人間の自由な不動産販売を目的として、総合不動産プラットフォーム「おうちダイレクト」を提供しています。
売手が「おうちダイレクト」で物件を売り出すと、通常は物件価格の3%掛かる仲介手数料がゼロで売却することが可能となります。
法人向けのサービスでは、不動産仲介業者にAI/ITツールを提供することで、不動産仲介業者から月額費を受け取るビジネスモデルです。
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AIソリューション事業では、AIクラウドサービスとAIコンサルティングサービスの二つのサービスを展開しています。
AIクラウドサービスでは、不動産実業や不動産売買プラットフォームから得られたデータを活用して開発した、高精度の不動産価格推定エンジンや類似物件検索エンジンを中心とした、パッケージ化されたAIをAlaaS型で提供しています。
ビジネスモデル例
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AIコンサルティングサービスは、マーケティング業務・営業活動・人事業務の効率化、需要供給予測による在庫最適化といった、顧客企業の様々な顕在的、潜在的な経営課題を「AIによる将来予測ツール」を用いて解決するコンサルティングサービスを提供しています。
ビジネスモデル図
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SREホールディングス(2980)の各種経営指標
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SREホールディングス(2980)のIPO基礎情報
証券コード | 2980 |
社名 | SREホールディングス株式会社 |
業種 | 不動産業 |
事業内容 | 不動産事業、ITプラットフォーム事業、AIソリューション事業 |
上場日 | 12/19(木) |
上場市場 | 東証マザーズ |
公募株数 | 1,400,000株 |
売出株数 | 3,084,600株 |
OA | 672,600株 |
想定発行価格 | 2,500円~3,450円(平均@2,975円) |
仮条件 | 12/3に決定 |
最低必要金額 | 29.75万円 |
吸収金額 | 153.4億円(想定価格の平均で計算) |
時価総額 | 450.0億円(想定価格の平均で計算) |
BB期間 | 12/4~12/10 |
公募価格決定日 | 12/11 |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券 | 大和証券 SBI証券 野村證券 マネックス証券 楽天証券 DMM株(委託?) |
主幹事はSMBC日興証券で、楽天証券も幹事入りしています。
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SREホールディングス(2980)のIPO評価
SREホールディングスは2019年6月にソニー不動産から社名を変更していますが、現在もソニーグループの一員であり、ソニーが総株数の約53%を保有する筆頭株主で、第2位はZホールディングス(旧ヤフー)が約41%を保有しています。
同社の総合不動産プラットフォーム「おうちダイレクト」はヤフー内で展開されています。
業績も好調なようで、創業4期目で黒字化を達成しています。
SREホールディングス(2980)の公開規模は想定価格ベースで約153.4億円と大型ですが、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。
今回の上場でソニーとZホールディングス(ヤフー)の保有の一部を売り出しますが、上場後も現在の序列(1位ソニー2位ヤフー)で約66%の株式を保有します。
既存株主や新株予約権者のは上場後180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。
売出し株数の半数未満を上限に、欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国とカナダを除く)に販売される予定です。
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ソニーとヤフーの手掛ける企業という事で安心感はありますが、また大型のIPOが続くというのは重いですね。
まずは、予想会社の評価や幅のある想定価格から決定される仮条件を待って、参加スタンスを決めたいと思います。
SREホールディングス(2980)の初値予想
一発目の初値予想は11/17(日)か11/18(月)に追記します
※ブログ上部のIPOスケジュールの「評価」欄は近日中に更新します
公募価格近辺(仮条件による)(初値予想第一弾:11/20記)
※二発目の初値予想は仮条件が決定する12/3(火)以降にアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
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タグ :2019IPO SREホールディングス 上場承認
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