JTOWERがIPO(新規上場)承認されました。
JTOWER(4485)の上場日は12/18(水)で、上場市場は東証マザーズとなります。
主幹事はSMBC日興証券と大和証券の共同主幹事で、IPOの申し込み期間(BB期間)は12/3(火)~12/9(月)となってます。
これで12月のIPOは12社となりました。
JTOWER(4485)の事業内容
JTOWER(4485)は、国内外で携帯電話の屋内設備を一本化する通信インフラシェアリング事業や、その関連ソリューションを提供している企業です。
通信インフラシェアリングの事業内訳は、携帯キャリアに対して屋内電波対策用の共用設備を提供する「国内IBS事業」「海外IBS事業」を展開しており、また、それらのソリューション事業の他に、新規事業として、屋外の鉄塔、ポール等のタワー資産を共用化する「タワー事業」を企画・準備中です。
※クリックで拡大します
JTOWER(4485)の収益の大部分が携帯キャリアからの長期契約に基づくストック収入であり、同社のKPI(重要業績評価指標)は「導入件数」と「物件あたり平均参画キャリア数(Tenancy Ratio)」となってます。
同事業は解約率が低く、スイッチングコストも高いため、先行事業者優位のビジネスモデルとなってます。
国内BIS事業は、これまで携帯キャリア各社が単独で行ってきた屋内携帯インフラの構築を、独自に開発した共有設備で一本化するソリューションを提供する事業です。
国内BIS事業は全国で導入が進んでおり、導入物件やTenancy Ratioは右肩上がりで推移しており、導入物件種別も、商業施設・オフィスビル・ホテル・病院など多様化しています。
※クリックで拡大します
IBS事業は東南アジアを中心に海外でも展開しており、資本参加や各国における現地パートナーとの連携を通じて、成長市場における事業拡大に取り組んでいます。
今後は膨大な基地局が必要になると言われている5G基地局や楽天の新規キャリア参入等で、さらなる通信インフラシェアリングのニーズが高まってくると思われます。
JTOWER(4485)の各種経営指標
※クリックで拡大します
JTOWER(4485)のIPO基礎情報
証券コード | 4485 |
社名 | 株式会社JTOWER |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 国内外における通信インフラシェアリング及びその関連ソリューションの提供 |
上場日 | 12/18(金) |
上場市場 | 東証マザーズ |
公募株数 | 2,987,000株 |
売出株数 | 2,906,300株 |
OA | 883,900株 |
想定発行価格 | 1,550円 |
仮条件 | 12/2に決定 |
最低必要金額 | 15.5万円 |
吸収金額 | 105.0億円(想定価格で計算) |
時価総額 | 300.0億円(想定価格で計算) |
BB期間 | 12/3~12/9 |
公募価格決定日 | 12/10 |
主幹事証券 | SMBC日興証券 大和証券 |
幹事証券 | みずほ証券 野村證券 三菱UFJMS証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 岩井コスモ証券 auカブコム証券(委託取扱い決定!) DMM株(委託?) |
5大証券が揃い踏みで楽天証券も幹事入りしてます。また、auカブコム証券の委託取扱い(裏幹事)も期待できそうです。 ⇒ 決定しました!
JTOWER(4485)のIPO評価
恥ずかしながら、携帯電話の屋内設備を一本化して通信インフラをシェアリングするというビジネスがあることを初めて知りました(苦笑)
我が家のマンションにも某社のアンテナが設置されてるので管理組合費が潤ってますが、こうした所が全国にあると某社にとっての費用負担も大きいはずなので、確かにニーズは大きそうですね。
今期もまだ僅かに赤字の見込みですが、ストック型の収益もあり、今後の5G需要や楽天の新規参入需要を考えれば、来期以降の黒字化は堅そうです。
↓抽選後期型の岩井コスモ証券↓
とは言え、JTOWER(4485)の公開規模は約105億円と大きく、まだ赤字である点は注意したいですね。
また、前日まで連日の上場ラッシュである上に、今後も追加でIPOが出てくると思われるので、スケジュール的には
厳しいところだと思います。
↓100%完全抽選のマネックス証券↓
同社は2019年7月にNTTと資本業務提携しており、同社の第2位株主(3,639,600株:約21.2%)となってます。
VC(ベンチャーキャピタル)は数本あり、保有分の約55%が売出されて約150万株ほど残りますが、VCを含む上位株主には上場後90日・180日のロックアップが掛かっており、VC保有分は公開価格の1.5倍以上で解除されます。※ロックアップなしのVCも一部あり
また、公開株数の半数未満を上限に、欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国とカナダを除く)に販売される予定です。
個人的にはそれなりに面白そうな印象を受けましたが、やはり公開規模の大きさと赤字である点はネックですね。
まずは予想会社の評価待って、参加スタンスを決めたいと思います。
JTOWER(4485)の初値予想
一発目の初値予想は11/17(日)か11/18(月)に追記します
※ブログ上部のIPOスケジュールの「評価」欄は近日中に更新します
公募価格近辺(初値予想第一弾:11/20記)
※二発目の初値予想は仮条件が決定する12/2(月)以降にアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
IPO新規公開株ブログランキング
↓IPO取扱い最多級のSMBC日興証券↓
コメントフォーム