アイキューブドシステムズがIPO(新規上場)承認されました。
アイキューブドシステムズ(4495)の上場日は7/15(水)で、上場市場は東証マザーズとなります。
主幹事は野村證券で、IPOの申し込み期間(BB期間)は6/29(月)~7/3(金)となってます。
アイキューブドシステムズ(4495)は当初4/7の上場予定でしたが、地合い悪化で急遽上場を中止(延期)していたIPOです。
本日は同じく4月のIPOを延期していたGMOフィナンシャルゲートも仕切り直しでIPO(新規上場)承認されています。
アイキューブドシステムズの事業概要(前回同様で売上構成比のグラフのみ変更)
アイキューブドシステムズ(4495)は、法人向けにMDM(モバイルデバイス管理)サービスを展開している企業です。
同社のサービスは、導入法人の情報関連部署でモバイル端末等を一元管理・運用するサービスで、様々な機能をライセンスとして提供するとともに、端末向けのアプリケーションも販売しています。
同社の主力となる「CLOMO」では、企業・学校法人等において使用する多数のipad等のタブレットやiPhone、Android等のスマートフォンなどに対し、「状態の監視機能(可視化)」「利用ルールの適用機能」「セキュリティ・情報漏洩対策機能」等の各機能で、導入法人が一元管理して運用することができます。
また、SECURED APPsサービスとして、モバイル端末の「活用」を支援する企業向けのモバイルアプリケーション「CLOMO SECURED APPs」を提供しています。
同アプリは、ブラウザ・メーラー・スケジュール・アドレス帳・ファイル共有のビジネスで利用する定番アプリを備えており、企業側はリモートワークの促進や従業員の私物端末利用の制限や業務管理を行う事が可能となります。
サービス別売上構成比(実績値に変更あり)
※クリックで拡大します
同社はこれらのサービスを同社従業員動向の上で携帯電話の販売代理店通して法人顧客に販売し、利用ライセンス数に応じたライセンス料を得ています。
事業系統図
※クリックで拡大します
また、同社のCLOMOサービスはサブスクリプションビジネスで半数以上の契約が年間契約であり、解約率も0.29%と低いため、成長と安定が両立できるビジネスモデルとなっています。
アイキューブドシステムズの各種経営指標(今期実績値追加あり)
※クリックで拡大します
アイキューブドシステムズ(4495)IPO基礎情報
証券コード | 4495 |
社名 | 株式会社アイキューブドシステムズ |
業種 | 輸送用機器 |
事業内容 | 法人向けモバイルデバイス管理サービスの提供 |
上場日 | 7/15(水) |
上場市場 | 東証マザーズ |
公募株数 | |
売出株数 | |
OA | |
想定発行価格 | |
仮条件 | 6/25に決定 |
最低必要金額 | 26.3万円 |
吸収金額 | |
時価総額 | |
BB期間 | 6/29~7/3 |
公募価格決定日 | 7/6 |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券 | 大和証券 三菱UFJMS証券 SBI証券 マネックス証券 西日本シティTT証券 岡三証券 岩井コスモ証券 auカブコム証券(委託取扱い決定!) 岡三オンライン証券(委託取扱い決定!) DMM株(委託?) |
当初承認時にはauカブコム証券と岡三オンライン証券の裏幹事が決定したので、今回も同じように期待できそうです。 ⇒ 決定しました!
前受金不要でIPO抽選に参加できます
アイキューブドシステムズのIPO評価
当初の承認時から比較すると、公募株数を5割増やし、前回68万株もあった売出株をナントゼロにしてきました。
想定価格も2,990円→2,630円に引き下げ、トータルでは公開規模を当初から8割以上も圧縮して約4.5億円にまで落としています。
多くの企業や学校法人ではipad等のタブレット端末の利用が広く使われており、同時にスマホのビジネス利用も欠かせないと思われます。
しかしながら、管理者側はセキュリティを含む管理体制が未整備で、業務の一元管理ができずに非効率となっているケースも多そうですね。
前受金不要の岡三オンライン証券!IPO取り扱い急増!
同社のサービスは、モバイル端末の利用時間を制限することで「働き方改革」を支援する機能もあるので、テレワークの推進も含め企業の潜在的なニーズは非常に高そうです。
しかも、同社はSaaSとして提供するサブスクリプションビジネスで解約率も低いため、今後のさらなる成長も期待できそうです。
アイキューブドシステムズ(4495)の公開規模は、想定価格ベースで約4.5億円で、VC(ベンチャーキャピタル)の保有は4社計で約133.3万株が残ります。
筆頭株主は同社代表の佐々木氏で、上場後も過半数を確保し、既存株主や新株予約権者には上場後90日のロックアップが掛かっていますが、VC4社+一部の株主を合わせた約194.5万株に関しては、公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除されます。
当初から成長期待も高くそれなりに期待できそうなIPOだったので、市況の回復と公開規模の大幅な圧縮は素直にプラスに働きそうです。
主幹事が当初一部を売り出す予定だったVC等を説得したのか、それとも同社に対する「追い風」を感じてVC自身が売り惜しんだのかは分かりませんが、今度はその分だけロックアップ解除後の売り圧力が増した格好なので、その辺りは覚えておきたいところです。
アイキューブドシステムズ(4495)の初値予想
一発目の初値予想は後日追記します。
※ブログ上部のIPOスケジュールの「評価」欄は近日中に更新します
5,000円(初値予想第一弾:6/17記)
※二発目の初値予想は仮条件が決定する6/25(木)以降にアップします
↓皆さんの初値予想は?↓
IPO新規公開株ブログランキング
↓100%完全抽選↓
タグ :2020IPO アイキューブドシステムズ 上場承認
コメントフォーム