JMDC　IPO

JMDCがIPO(新規上場)承認されました。

JMDC(4483)の上場日は12/16(月)で、上場市場は東証マザーズとなります。

主幹事は野村證券で、IPOの申し込み期間(BB期間)は12/2(月)～12/5(木)となってます。

本日はランサーズ(4484)とJTOWER(4485)のIPOも新規承認されています。

JMDC(4483)の事業内容

JMDC(4483)は、医療データベースの構築・提供、PHR等の健康増進サービス、画像診断等の遠隔医療、調剤薬局へのデジタルソリューションの提供等を手掛けている企業です。

JMDC(4483)は2002年に設立された日本医療データセンターを前身とし、その後オリンパスの子会社等を経て、現在はノーリツ鋼機を親会社としています。

事業的には、ヘルスビッグデータ事業、遠隔医療事業、調剤薬局支援事業に分かれており、売上収益や利益比率は以下の通りとなってます。

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ヘルスビッグデータ事業では、健康保険組合に対してレセプトデータや検診データ等をデータベース化して支援する保険者支援サービス、PepUpによるPHR(パーソナルヘルスレコード)の健康情報プラットフォームサービス、600万人規模の医療ビッグデータを活用したサービスを展開しています。

JMDC(4483)は、全国の健康保険組合の加入者数約2,900万人中約703万人のデータを収集しており、2013年度以降189の健康保険組合と契約を締結(解約は7組のみ)している業界のパイオニアです。

遠隔医療事業は子会社のドクターネットが手掛けており、650人の専門医リソースを活用し、700の医療施設に遠隔読影マッチングサービスを提供している遠隔読影のリーディングカンパニーです。

日本の医療機関は約11万施設が存在する中で放射線専門医は僅か5,500名しかおらず、専門医の過剰労働や誤診につながる症例が問題になっています。

同社のサービスは契約医療機関の継続性が髙く、更に契約医療機関数と契約放射線診断専門医が相乗的に増加する構造となっているため、安定的に成長しています。

各事業の関係図

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JMDC(4483)の各種経営指標

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JMDC(4483)のIPO基礎情報

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JMDC(4483)のIPO評価

JMDC(4483)は医療ビッグデータや遠隔医療など今後も成長が期待できる事業を展開しており、業績も好調に推移しているようです。

とは言え、公開規模が大きく日程的にも非常に厳しい中での上場となる点は気になりますね。。

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JMDC(4483)の公開規模は想定価格ベースで約163億円となっており、VC(ベンチャーキャピタル)の保有はありません。

親会社のノーリツ鋼機(7744)が約77%の株式を保有しており、上場後も約67%を保有する格好となります。また、株主にはPKSHA Techonology(3993)の名前も見られます(46.6万株：約1.75%)

既存株主には上場後90日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。

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事業的には魅力的なIPOですが、やはり公開規模の大きさと、ベース(4481)・ランサーズ(4484)との3社同時上場(翌日は2社同時上場)ということで、需給面が心配されます。

まずは前後のIPOや地合いを見極めながら、予想会社の評価待って参加スタンスを決めたいと思います。

JMDC(4483)の初値予想

一発目の初値予想は11/17(日)か11/18(月)に追記します
※ブログ上部のIPOスケジュールの「評価」欄は近日中に更新します
公募価格近辺（初値予想第一弾:11/18記）
 

※二発目の初値予想は仮条件が決定する11/26(火)以降にアップします

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