ROXX　IPO評価

ROXX(ロックス)のIPO評価と初値予想です。

ROXX(ロックス)の上場日は9/25(水)で、IPOの申し込みは9/5(木)からスタートします。

⇒ ROXX(ロックス)IPOの上場承認！基礎情報と初値予想！

ROXX(ロックス)の概要

ROXX(ロックス)は、ノンデスクワーカー(現場就業者)向けの転職プラットフォーム「Zキャリア」(旧名称「agent bank」)を運営しています。

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日本の労働人口の過半数が年収400万円以下、約7割が非大卒、約4割が非正規となっており、ノンデスクワーカーが日本のあらゆる産業の基盤を担う中、現在ノンデスクワーカーの人手不足が顕著であり、特に輸送や建設、商品販売、介護サービスなどの分野で大きな問題となっています。

日本の急所所得者における割合

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ROXXは日本全国の人材紹介会社ともパートナー契約を結び、募集求人をプラットフォーム上で開放することで、人手不足の解消と求職者のキャリアアップ、パートナー企業の売上増加などの成果へつながるインフラを提供しています。

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Zキャリアにおける2024年7月末時点の求人情報は全国約400社、掲載求人数は約8.2万求人(連携求人含）、会員登録者は主に30歳以下・年収400万円未満・非正規雇用が多く、正規雇用への就職活動を中心に支援しています。

Zキャリアの求職者属性

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Zキャリアの主な収益源は求人企業からの採用成果報酬と20%の採用事務手数料、パートナー紹介会社からのプラットフォーム利用料(リカーリング収入)となっています。

事業系統図

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また、ROXXは「back check」サービスとして、求職者の過去の上司や同僚などからの前職での評価情報のほか、犯罪歴や経歴詐称などのコンプラリスクがないかもチェックし、オンライン完結型のレファレンス/コンプライアンスチェックサービスとしてSaaSで提供しています。

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2023年9月期の売上高構成比は、Zキャリアサービスが約79.2％、back checkサービスが約20.8％となっています。

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⇒ ROXX(ロックス)の事業紹介(HP)

⇒ ROXX(ロックス)の目論見書

ROXX(ロックス)の業績推移

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今期の業績予想

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ROXX(ロックス)のIPO評価

ROXX(ロックス)の公開規模は想定価格ベースで70.9億円となり、欧州及びアジア等の海外(米国およびカナダを除く)にも販売されるほか、ファンド(アセットマネジメントOne)に5億円に相当する株式を上限として親引けで割り当てる予定です。

VC(ベンチャーキャピタル)の保有が多いですが(上場時に全株放出するVCも多)、既存株主の残株には上場後1080日、360日、180日のロックアップが掛かっています。

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深刻な人手不足が予想される中、同社はホワイトカラーの約4倍の市場規模といわれるノンデスクワーカー(非正規や非大卒)の転職に特化することで、近年急速に売上を拡大させています。

ただ、起業から10期目を迎える今期も赤字(直近の四半期では黒字の見通し)なのは気になるところであり、売出し中心のIPOで上場時に保有の全株を放出するVCが多く、出口色が強い(オファーリングレシオ約46％)のも気掛かりです。

海外への販売や親引けを考慮しても公開規模は軽くないため、現時点での個人的評価は「D」とし、引き続き仮条件を確認したいと思います。

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ROXX(ロックス)のIPO初値予想

現時点での初値予想は公開価格近辺としておきます。

※想定価格＝ 2,110円：仮条件決定前

9/3(火)の仮条件決定後、ブック開始日を目途に改めて初値予想をアップします

↓皆さんの初値予想は？↓

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