住信SBIネット銀行　IPO　上場

住信SBIネット銀行がIPO(新規上場)が承認されました。

住信SBIネット銀行は昨年3月に上場予定でしたが、仮条件決定日に急遽上場を中止しており、今回は改めての上場承認となります。⇒ 過去記事

今回の住信SBIネット銀行の上場日は3/29(水)で、上場市場は東証スタンダードとなります。

主幹事は野村證券・SBI証券・大和証券・外資2社が共同で務め、IPOの申し込み期間(BB期間)は3/14(火)～3/17(金)となってます。

住信SBIネット銀行の各種経営指標

参考：前回(2022年2月時)の経営指標

※クリックで拡大します

住信SBIネット銀行IPOの基礎情報

今回は幹事団に外資証券が3社加わり、SMBC日興証券が主幹事から平幹事変更されています。

また、前回はLINE証券・SBIネオトレード証券・岡三オンラインの裏幹事があったので、今回も期待できそうです。 ⇒ 決定しました！

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住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが50%ずつ共同出資するインターネット専業銀行です。

住信SBIネット銀行「NEOBANNK」は、預金残高(約7.9兆円)、口座数(約590万)、住宅ローン累計取扱高(約8.9兆円)を誇るネットバンクで、業績も堅調に推移しています。

住信SBIネット銀行の公開規模は想定価格ベースで約600.9億円(国内450.7億円：海外150.2億円)となる大型IPOで、海外にも販売されます。(国内75%：海外25%)

既存株主は三井住友信託銀行とSBIホールディングスで各50%ずつの出資となっており、今回の上場でOA分を含めそれぞれ保有の約31.6%を放出し(前回は約42.3%)、上場後は約34.19%ずつの保有となる予定です(前回は27.86%)。

既存株主には上場後180日のロックアップが掛かっており、価格による解除条項はありません。

<前回比較>

上場市場： 東証1部 ⇒ 東証スタンダード

上場時発行済み株数：156,247,300株→150,793,800株(約3.5%減)

公募株数： 5,453,500株 ⇒ 0株

国内：3,272,100株 ⇒ 0株

海外：2,181,400株 ⇒ 0株

売出株数： 54,702,000株 ⇒ 41,468,400株(約24.2%減)

国内：32,821,200株 ⇒ 29,546,400株(約10%減)

海外：21,880,800株 ⇒ 11,922,000株(約45.5%減)

OA株数： 9,023,000株 ⇒ 6,,220,200株(約31.1%減)

公開株数 ：トータルで約31.1%減

売出し比率： ⇒ 約27.5%

海外比率：60%：40% ⇒ 75%：25%

想定発行価格： 1,920円 ⇒ 1,260円(約34.4%ダウン)

公開規模 ⇒ 1,328.2億円 ⇒ 600.9億円(約54.8%減)

時価総額：  2,999.9億円 ⇒ 1,900.0億円(約36.7%減)
※幹事団 ： 外資3社が新規に加入＆SMBC日興証券が主幹事から平幹事に

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今回は想定価格を引き下げると同時に、公募をゼロとして売出株数も減らしており、公開規模は前回の半分以下の水準に抑えてきました。

また、業績的にも前期は増収増益で着地しており、今期の進捗も悪くないようです。

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しかしながら、前回は東証1部への直接上場でしたが、今回は東証プライムではなく東証スタンダードへの上場というのは気になるところです。

また、今回もラッシュの中での上場であり、公開規模が減ったとは言え大型IPOであることには変わりはないため、まずは予想会社の評価や仮条件を待ってジックリと検討したいところです。

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